「レディーバードという反抗期」レディ・バード TOKIESさんの映画レビュー(感想・評価)
レディーバードという反抗期
題材はありきたりでも、確実に胸を打つ作品。
思春期の子を持つ親なら誰でも共感するだろうし、叱ってばっかりで自分を褒めてくれない母親を持つ子なら、まるで自分のことのように思えるかもしれない。
子供には分からない親の愛情と親には分からない子供の感情を互いに理解していく描写が実に上手であり、話の展開もテンポ感もバランスのとれたお手本的作品と言えるだろう。
ティーンの言葉がストレート過ぎる点や、アメリカの経済状況の厳しさなどもリアリティがあり、日常に溶け込むような作風も好感が持てる。
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