ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書のレビュー・感想・評価
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日本のマスメディアよ奮起せよ
70年代臭が半端ない
言論の自由の映画であり、また、主人公のキャサリンを通してフェミニズムの映画でもあると思った。しかし話そのものには全く興味が湧かなかった。反戦運動が高まっていたこの時代に政府の欺瞞が暴かれたのだから、この時代を生きた人、監督のスピルバーグくらいの世代の人にとっては今でも忘れられない出来事だと思うが、個人的には全く引き込まれなかった。それより衣装や調度品などの70年代の時代感が半端なく、相当金をかけたのだろうと思った。当時の新聞を印刷する機械も圧倒的だった。また、秘密文書を全部コピーするのに1ヶ月かかったとか、そのコピーが部屋中につみあげられている様が、今やUSB1本で済む時代になったんだなと感慨深かった。
集中を欠いた鑑賞でした
スピルバーグ版 世界仰天ニュース再現VTR
ベトナム戦争敗北の可能性が高いこと示した報告書について、自分達の使命として新聞社が公表に至るまでを描く物語。
ドキュメンタリー的な作品でマスコミが戦ったという事実を後世に残す目的で作られたのだと思う。どのような過程で新聞社に報告書が届き、それを公表したか、そしてどのような抵抗を受けたかということを時系列に沿ってドキュメンタリータッチで描かれている。
ただスピルバーグ、ちょっと力が落ちてきてしまったかな、という印象。レディプレイヤー1と同様、どうも人物描写が荒い、というか雑なのである。
メリル・ストリープ演じる女社長が政府側と繋がりもありながら、なぜ自分の使命に気づけるようになったか、報告書を新聞に載せるという勇気ある行動に出れたのかという気持ちの変化の過程がよく分からなかった。ここで乗れなかったので幹部を目の前に報告書の公表に踏み切る場面のカタルシスが弱かった。
彼女は新聞社を人間に置き換えた存在で彼女の葛藤がそのまま新聞社の葛藤と重なる。ところが彼女の変化がよく分からなかった為、報告書公表までの葛藤や政府との戦いが、ただ事実を並べただけになっていて感動しずらかった。
スピルバーグといえばシンドラーのリストのように事実を映画に撮らせても超一級品の作品にしてしまう天才だった。
だが前作レディプレイヤー1からなんとなく人物描写が雑になっている気がする。
スピルバーグ演出の世界仰天ニュースの再現VTRという印象
馬鹿な感想だけど、新聞社は熱い。
難しかった。
難しいと分かってたのでウィキペディアを読んでから
観た。
簡単に言うと、ベトナム戦争は成果も出てるし、
国の為に兵士は戦ってます。と政府は言ってたのに、
何の成果かも得られず、それを知っていて大統領は
自分が責任を負う事だけを恐れて
長引かせてるという事実。
そのためだけにいくつもの若い命が失われていた
と言う事。
難しかったのは、自分が戦場に行って命を落とした息子の父親だったとして、それを記事で知る事がどれだけ凄い事なのか、と言う気分になかなかなれなかった事。
それは画面上で行われてる事や台詞が難し過ぎて食らいつくのに必死だったから。
ただ、新聞屋の人たちが自分の立場を顧みずに、
報道の自由と新聞屋の信念で突き進んで行く様は
とても熱かった。
しかし難しかったなぁ。理解出来てない部分が大半
だけど、理解しようと見入ってるうちに終わってしまった。
マスコミが正義?
映画館に足を運ぶつもりだったが、結局タイミングが合わずにBD鑑賞。
でも、これで十分と思わせられる内容だった。
巨悪に立ち向かう正義のジャーナリスト、
私はそんな構図を素直に受け入れられる人間ではない。
この映画に描かれているのは、あまりに単純な上記のような構図だ。
ポスト内での対立は描かれているが浅いし、
政権側に至ってはアメリカ大統領のプライドで片付けられてしまっている。
とにかく深みがなく、報道の自由を持ち出されるたびに引っかかった。
今のトランプを見て明らかなように、アメリカ自体正義ではない。
私には、マスコミvs政権も狐と狸の化かし合いにしか思えない。
胡散臭いジャーナリズムは置いといて、
女性経営者の成長にフォーカスしていたらもう少し楽しめたかも。
スピルバーグのもう一つの遺言
報道の自由を問う熱き傑作
決断
I am the state
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