「勇気とは」ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 ジジさんの映画レビュー(感想・評価)
勇気とは
トム・ハンクスとメリル・ストリープとなれば面白くないわけがない!
ってめっちゃハードルあげても全然大丈夫でした!
とくに、メリル・ストリープ演じるワシントンポストの経営者ケイにとても心揺さぶられました。
この作品を観賞する前に、
女社長か!メリル・ストリープにぴったりや!
さぞかし、【プラダを着た悪魔】バリの!
女だてらに、ワシントンポストを経営するめっちゃくちゃ男勝りの女の人なんだろうな!
とワクワクしながら見てたら、全然そんなことなくて。
父から受け継いだワシントンポスト。
本当は旦那さんが受け継いで経営してたのに、旦那さんが亡くなり、自分が経営することに。
45歳の主婦がいきなり大会社を経営するなんて、自分だったら耐えられない。
身一つで男社会に震えながら挑むケイに本当に勇気をもらいました。
冒頭の株式公開を銀行、投資家にプレゼンに行くシーン。ケイは勇気を出して自分の口でプレゼンすることが出来ず、きっと自分自身にがっかりしたのでしょう。
だからこそ、ラストのあの決断につながったのだと思います。
いつも右腕のフリッツに意見を求めていた、ケイ。
でも、本当に自分自身で決断すべき時。
あの、目に涙を浮かべ、震えながら決断するシーンは何回も巻き戻して見てしまいました。
そして、トムハンクスはやっぱり最高。
彼が画面に映し出されるだけで、作品がすごく光輝きます。
トムハンクスのまとう、優しくて、幸福で、楽しい雰囲気が大好きで、どの作品でも目が離せなくなってしまいます。
今回の役どころも、海賊ベンとはよく言ったもので、なにかデカくて、面白いことやったるでー!
オーラ全開!!!
クスッと笑わせるウィットにとんだセリフや、真剣で最高に楽しそうに、人生をかけて仕事に挑む姿に、こちらまでワクワクしてきます。
ブリッジオブスパイでも、感じたけど
トムハンクスとスピルバーグの映画は本当に楽しい。
見たあと、爽快な気分になれます。