「やっぱり名優二人」ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱり名優二人
クリックして本文を読む
動きは派手ではないけど、メリル・ストリープ、トム・ハンクスの二人がいると、よりリアルに伝わってくる。大統領何代にも渡る機密文書を入手し、新聞掲載をするのか、しないのか、国民の知る権利として、権力への牽制としての記者側の観点、法廷侮辱罪に訴えられ、会社を失う=社員も失業という経営者側の観点で描き、緊迫感があった。よくぞ、そんな中で女性オーナーのメリル・ストリープは実際決断したなと。そこに他の新聞も続いたことに感動した。また当時の活版印刷で新聞が作られる工程がわかって嬉しかった。元来、ジャーナリズムとはこういうものなのではないか、姿形だけ、自分たちが権威を振りかざしているような姿勢はジャーナリズムではない。また政治に興味関心もない国民はもっと情けないと感じてしまった。
コメントする
KENZO一級建築士事務所さんのコメント
2021年6月3日
「♥共感」とコメント、ありがとうございました。昨今は新聞を読む度に政治の劣化からの国の心配がつのり、時々新聞投稿させていただいています。
メリル・ストリープは本当に上手い俳優さんですね。彼女の映画の中では観ていてとても辛いのですが「ソフィーの選択」が一番好きな作品です。
今後とも、“映画.com”でのお付き合いの程、宜しくお願いいたします。