劇場公開日 2018年4月21日

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タクシー運転手 約束は海を越えてのレビュー・感想・評価

全173件中、101~120件目を表示

3.5人情の厚さが胸を熱くさせる

2018年12月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

映画としてとても面白かった。
ベースになる光州事件が僕が生まれる2年前、
約40年前にあったなんて信じられなかった。
日本で言う学生運動か、
と思っていたら軍は怪我人や無抵抗の住民を撃って行く
姿は映画だけど恐ろしかった。

映画を感動的にさせるのは、
光州の人たちの温かさ。
自分たちは虐げられてるのに、客をもてなす姿や
笑顔を忘れない姿勢や団結。は胸を撃つ。
主人公も悪い人ではないけど、
どこか軽いキャラクターだったのが、
光州の人たちや、記者の正義感に触発されて
変わって行く姿も良かった。

ラストのタクシーでのカーチェイスは、
フィクションでしかないけど、
盛り過ぎだし、
韓国人はこう言う自分の命を賭けて
仲間を助ける構図好きだなと思ったけど、
胸が熱くなりました。

笑いのシーンがあるから泣けるシーンも際立って、
感情の振れ幅が凄かった。

現実では記者は運転手と再会出来なかったという事
だけど、やっぱり軍に殺されたって事なんだろうな
と思いました。

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奥嶋ひろまさ

4.5面白かった

2018年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

怖い

結構長めの映画だけど、あっという間に感じた。
コメディーチックな日常からハードな非日常へとグラデーションになっていて、その中でただ無関心だった小市民だったソン・ガンホが、ドイツ人記者や光州の仲間たちと協力して、真実を世界に届けるという使命のために頑張るという展開は胸熱だった。

実話ベースということにも驚いたけど、普通に映画として凄く上手いし面白い。

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青空ぷらす

3.5今後の研究に期待

2018年11月24日
iPhoneアプリから投稿

平常な世界と非常な世界のグラデーションの描き方が良い。何か違うなと思ったら既に違う世界にいる。追いつかない現状認識。それがどんどん追いつく。
タブーとされてきた事件を取り扱った作品。それだけに色々と勉強もできる。かつての映像では市民も武装している。皆兵制度がある国。数日間は市民が市中を制圧したという。不明な点も多いようだ。
何故民主化運動が光州で暴動化したか、何故軍政は市民を狙撃するに至ったのか?あまり触れてくれていない。実相を総じて正しく描いているかという点については疑問もあり、エンターテイメント要素も多く詰め込まれている。
しかし、卵と壁ではないが、思想的背景や社会情勢を棚上げしても、英雄的行為への希求は人の構成要素の一つであり、誰もが英雄となりえることを示すことが、昨今蔓延する臆病風に効く薬であって欲しい。

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Kj

4.5期待通りの映画

2018年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

怖い

なかなか観ることができなかった本作を
やっと観られましたが
笑いあり涙あり、緊張あり緩和ありで
2時間強があっという間に感じられた
期待通りの映画でした。

ほんのちょっと前の出来事で
しかも隣国の韓国で
大した主義もない
ごく普通の市民が
人としての良心や善意からの行動で
紛争に巻き込まれていく様や
刃向かうものに軍事政権がとった行動は
とても怖かったです。

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アツコ

4.0現実と空想の狭間で

2018年11月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

幸せ

ほっとする日常や明るさが情け容赦無い描写をより際立たせる、凄まじく素晴らしい映画。

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褐色の猪

4.5情報錯乱の中、自分自信で見極めなければならない事は今も同じ。

2018年11月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

1980年実際に起きた軍主体の国家と民主化運動を進めた光州民間人の闘いを、ソウルから来た運転手とドイツ人のジャーナリストが現地を体験する方法にて「光州事件」を映画化。

私としても小さい頃の話だが、日本でニュースを報道していた記憶は無いし、この歳になるまで隣国にてこの様な騒動があったなんて知って心が痛んだ。

光州以外の韓国には民主化暴動と情報が流され、真の場所では軍が民間人を赤呼ばわりで暴行行為。

先日までめげずに明るく食卓を囲んでいた人間が、数日後には拷問死体。何とも哀しくなる状況。

後半になればなるほど目を背けたい実情なのだが、これをしっかり伝えなければと頑張る主人公2人の背中を観ているとこちらもしっかり観なければと思った作品だった。

満点に近い点数を出したかったが、車バトルがいかにも「友情お涙ちょーだい」的で事実に付け足した感があり、私には要らなかった。検問のみにしとけば良かったのに。

情報操作なんて方法違えども、今も溢れている。
この映画から、何事にも都合良い情報だけ入手するのでは無く、時には自分自信で別角度から判断し、他から煽られず、一個人として見極めて行きたいと実感した。

ジャーナリズムものが好きな方にはオススメします。

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巫女雷男

5.0実話系映画

2018年10月28日
PCから投稿

泣ける

悲しい

知的

大好きな実話系映画だけど、これが自分が生まれた年に起きていたと考えると、、怖い。。
すぐ隣の韓国の、こういった歴史は、私たちも知るべきだと思う。

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kni

2.0勇敢なタクシー運転手

2018年10月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

勇敢なタクシー運転手の行動は素晴らしいが感情移入は出来ず。途中の展開も退屈でzzz…時間も長く感じた。残念ながらこの作品の良さを感じることが出来なかった。
2018-193

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隣組

4.0真実を追求しよう

2018年9月30日
iPhoneアプリから投稿

とする究極のドキュメンタリー。講釈は必要ないんじゃないかな?
韓国映画では珍しく、脇役の方の印象が強いです。
明日、1987も観に行きます!

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Miya-n

4.5何が変わる?

2018年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

嬉しい涙も感動の涙もあったけれど、鑑賞後のもやっとした違和感は悔しすぎて止まらなかった涙のせいだと思う。

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yuki

5.0すごかった!

2018年9月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

それほど期待もせずに見たのですが、中盤からずっと、涙が止まらなくなるような、何度も叫びたくなるような、本当に感情を揺さぶられる、すごい映画でした。

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s-i-n-g

4.5知らなかった隣国の史実

2018年8月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

1980年5月に起こった「光州事件」を描いた韓国映画。
どこまでが史実かは分からないけど、韓国映画らしい迫力とアツさに溢れていて、胸がいっぱいになった。

だらしなくてしょーもなくて憎めない、ソン・ガンホの「小市民のオッサン」感が本当に素晴らしく、それがあるから観客はこの重いテーマをエンターテイメントとして受け入れられるし、事件の凄惨さや後半の彼の葛藤や苦悩もより引き立つように思う。

私はこの事件についてほとんど知識がなかったので、映画を見てからネット記事などで背景を少し読んだ。
今やアジア有数の民主主義国で、日本以上に開かれているようにすら思える隣国が、ほんの40年前まで民主化運動でこんなに苦しんでいたとは…今となっては信じがたい。

そして、この事件が世界中で報道されるようになっても、国内では長年正しい情報が伝えられず、今でも真実について不確実な点が多いらしい。

自国の民衆にためらいなく銃口を向け、丸腰の市民を棍棒で殴る軍人たちに葛藤はなかったんだろうか。
市民側には自分の家族や友達や知り合いがいるとは思わなかったんだろうか。

それにしても、彼のいいかげん英語でのいいがげんなコミュニケーション、「うまく話さなきゃ」とおどおどして口ごもってしまう私には羨ましい限り…。

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hhelibe

4.0悲劇だけ描いていないけど。

2018年8月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

一般韓国映画の特徴かもしれないけど、悲劇を悲劇だけ描かず家族愛やユニークな脇役キャラたちを実話に再構成させて、思った以上のエンタメ作品に仕上がってたかな。

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土偶

5.0ソンガンホに脱帽

2018年8月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑いあり、涙ありで飽きさせないストーリー展開、そしてソンガンホの演技には脱帽しました。往年の渥美清みたいでしたねえ。

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コモドドラゴン

4.0緑色は自由の色

2018年8月12日
iPhoneアプリから投稿

主役はちょっと昔の緑色のタクシーだ。
スピードもあんまり出なそうだし、馬力も大きくなくて、わりとすぐ具合が悪くなる。
だけど、何でも手動で、メカニカルな楽しさと自由度は今の車よりずっと高い。車に乗せられてる感より、乗ってる感を存分に味わえることでしょう。

緑色は自由の象徴だ。仲間のために疾走するちっちゃな緑色のタクシーは、そのままあの頃の市井の人々だと思った。

20年後、ソン ガンホの運転するタクシーは小綺麗だけどなんだか均一化されたような印象の車だった。

私は自分と照らし合わせ、はたと思った。心の中はいつまでも緑色のタクシーでありたい。

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Raspberry

4.5胸熱

2018年8月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

地元のタクシー運転手たちが一丸となる場面にはとにかく胸が熱くなった。
グッと来て気づいたら涙が流れてた。
久しぶりに良い涙流してスッキリ。

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R。

4.0世界の眼

2018年8月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「韓国ほど住みやすい国はない。親に金を出してもらって勉強するために大学に入ったのに、デモなんかするなんてバカバカしい。」みたいなことを言ってるソウルのタクシー運転手の眼から見た世界の光景が、ものすごいテンションとスピードで変わってゆく。軍事政権が市民を凄惨な暴力で弾圧し、マスメディアを統制し、嘘の情報で世論をコントロールする腐りきった世界が、彼のナイーヴな世界の幻想を塗り替えてゆく。その丁寧な描写が素晴らしかった。
タクシー運転手達の、生活感とプライドと愛をあぶり出すような会話とアクションにも胸を打たれた。
過去の政治の酷い過ちを描くことで、世界の今を鋭く批判する。今の日本の映画界にこのような作品を産み出す知性と力があるだろうか?

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manambo

4.0盛り過ぎはマイナス。

久し振りの韓国作品(DVDの「フェイク」以来、嗚呼「新感染」も封開けてないや)、
しかも久し振りのガンホ兄貴、ハズレの訳はな買った期待通りの一本。
十二分に映画として良作なのだが、「事実を基にした」という点では終盤30分辺りからの演出が過剰でクドく感じてしまったのが残念。
兄貴が聖人君子ではない小市民を見事に演じているだけに、余計に。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

3.0歪んだ国家vs人の温かさ

2018年7月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

大雑把な描きでも、脚色していても、この作品に込められた思いはストレートに伝わってくる。この映画、素直に受け入れる。今ある自由は、あまりにも大きな犠牲を払ってのこと。ほんの38年前に悲惨な出来事が、隣の国で起きていたことを改めて知ることができた。日本が経済的に浮かれていた頃、広州では軍が市民に銃を向けていた。映画では、広州市民の人間的なあったかさが随所に描かれているのが救われる。それと主演のソン・ガンホの表情に好感。

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にっしん

3.0ソン・ガンホ

2018年7月1日
iPhoneアプリから投稿

悪いけど史実は凄いがこの映画は凄くない。
既視感連打ゆえか長く感じた2時間強に付き合ったのは、ソン・ガンホを見続けたかったからだ。
同種「デトロイト」より格段に良いのはソン・ガンホのお陰だ。
映画を一人で輝かせる稀有な俳優。

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きねまっきい
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