「「こどもしょくどう」って、どうして必要なの?」こどもしょくどう 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
「こどもしょくどう」って、どうして必要なの?
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この作品は、名子役 鈴木梨央の出番で殆ど成り立っている。作品が訴えかけている内容は、物凄く素晴らしい。まさに「現実の貧困を強いられている家族のありよう。」について勉強になった。しかし、要所要所の描き方が甘い。
夫婦は、死別したのか離婚したのか。車中生活を強いられた3人。警察の巡回もなし?
ラストの終わり方も、子供たちのそれぞれの視線。ユウトはミチルの最後の別れに何を感じたのか。また、ミチルは、パトカーに乗る前のあの視線は何を言いたかったのか。タカシの学校での普段見られない「行動」を起こした心の変化は何だったのだろう。
最後のそれぞれの「思い」が明確ではなく、その他全ての答えは、観るものに委ねてのエンドロールである。
現代社会では、今現在「こども食堂」が、日本で必要とされている。それはなぜなのだろうか。その点を、はっきり明示されていない。
それが、DV問題や子供の少子化につながっていくのかもしれないが、解決の糸口を少しでも、監督自身が組み入れていれば、『万引き家族』に描かれていないDVをされていた(これからもされ続ける)少女の「救い」を描かれていれば良かったのにという後悔は残ってしまった。
追加:Dragon Ashの降谷と石田ひかりが夫婦役?
虹ぐもに無理がある。虹の彗星にでもすべきではなかったか。
食事処「あづまや」は、こどもは無料なのは本当か?
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