「あす何が起こるかわからない…茶道の映画でそれを実感するとは。」日日是好日 幸せなひまつぶしさんの映画レビュー(感想・評価)
あす何が起こるかわからない…茶道の映画でそれを実感するとは。
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どんなに最初わからなくても、ぎこちなくても、何かを地道に続ければわかってくることもある。
普段が飽き性で、すぐに結果や理由を求めてしまう自分には最初耳に痛い言葉もちらほら。
のりこが水やお湯の音を聞き分けた頃から、観る側も少しずつ視点が変わる。
雨の日は雨の日を、雪の日は雪を、身を切る寒さを、そのままを受けとめ、感じる。
人生経験のまだまだ浅い自分には、言葉の意図はわかれどまだ腹に落ちてまではいないかもしれないが、人生における全てを、そうして受け入れていくものなのだろうなぁと思う。
あまりに普通の女の子で、自分と重なるところがあり、父親の死は、まるで「まだまだ先のこと」とそんなこと考えてもいなかった自分に、晴天の霹靂のように突き刺さった。
大切な人が、いつその場から姿を消すかしれない。
その時に後悔しないよう、もう少し顔をみせたり、親孝行しようと、この歳になって、この映画をみて初めて心の底から感じました。
私にとってはこのタイミングだったんだな。
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