「奥深くないけど味わいのある映画」日日是好日 Joさんの映画レビュー(感想・評価)
奥深くないけど味わいのある映画
物語はドラマチックではないけれど、それがリアルで共感が持てた。
茶道を通してみる日本の四季、和菓子、道具、掛け軸、花、着物等々、美しかった。
水音が印象的で意味深かった。
若い二人の主人公は、樹木希林の存在感には太刀打ちできず、それが先生と生徒の関係なのかもしれない!?
観終わった後は「ふ~ん」という感じだったけど、記憶の隅に残り続ける映画かな。
茶道の映画と言えば千利休が主人公で、彼の美意識と生き様が強調されるけど、それは現代の茶道とは違う、と感じてきた。
この映画は等身大で、これが「現代の日本の茶道」だと世界の人々に知って欲しいと思う。
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