「染み入る、作品。」日日是好日 ke_yoさんの映画レビュー(感想・評価)
染み入る、作品。
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冬の朝のような、冷たさ。
春の光のような、優しさ。
夏の緑のような、強さ。
秋景色のような、豊かさ。
そういう様々な面を持つ、静かで温かなシーンとメッセージに溢れていました。
高校生の頃、茶道部で少しだけお茶を習いましたが、何で?と聞くことはなかったな。
袱紗捌きも、茶巾絞りも、そういうものだと言われたら、そういうものだと思っていた。
今の子はああやって聞きそうだなぁと思った。
大人に対して遠慮がないものね。
何か若いって怖いわ笑。でもそこが可愛かった。
足が痺れてひっくり返るとか、ただただ静かなだけじゃなくて、そんなちょっとした笑いや、親子あるあるとも言える「親に冷たくしちゃうと後悔する」シーンなんかも素敵でした。
鶴見辰吾も、昔は尖ったお坊っちゃん役とかしてたのに、いつの間にあんなにお父さんが似合う俳優さんになっていたんだろう。
同じ顔ぶれでお茶の会を開いても、二度と同じにはならない、といった意味のセリフが、心に染みて泣けてきます。
毎日を大切に。
そして、良い日に。
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