カメラを止めるな!のレビュー・感想・評価
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過大評価し過ぎ
あまりにも評判が良いので観て来ました・・・が、
期待し過ぎて肩透かしを食ったという王道パターン(^^;)
実は撮影裏ではこうでした、という良くある舞台裏モノ。
確かに良くは出来ているとは思うけど、
世間がここまで騒ぐ程のモノではないと思う。
これなら「ダイ・ハード」の第1作の方が余程旨い脚本だと思う。
多分、それ程映画を観ない映画ファンのライト層が、
観て面白いと騒いだのだと思う。
俺のようなコアな映画ファンには、良くも悪くも普通という感じ。
評判を聞いた時は、
日本にもタランティーノのような監督が誕生か?!
と、期待していたのに・・・彼のような衝撃は全くなかったです。
とても残念。
でも俺が映画観過ぎであって(苦笑)、
普通の人なら充分楽しめる作品だとは思います。
クソほどつまらんかった。
稚拙だし、浅い伏線、演技も学芸会のよう。
そして、俳優に魅力が見いだせない…これが1番のつまらない理由だろう。
話題になっていたので録りためていたものを見てみたが・・・ざんねん。
この手の物はもうみれません。
カメラを止めるな
3百万円で作ってもの凄く面白い映画だというからどんな映画かと思ってたが、中々面白かったです。辻褄の合わない感じの所はあるでしょうが、映画は面白ければ良い所もあります。
作品よりも番組でしたか、興行と言う所もあります。
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自宅にて鑑賞。監督・俳優養成学校“ENBUゼミナール”の『シネマプロジェクト』第七弾として製作され、単館六日間の先行上映が評判を呼び、あれよあれよと瞬く間に拡がると、内外の各賞を総なめにするする正に'18年の邦画を代表する大ヒットに大化けした作品。鑑賞ポイントとして最近やたら取り沙汰、言及される感のある伏線回収のお手本の様な仕上がりで、常々映画製作や現場の裏側に興味がある自分の様な人間には打って附け。意外に理詰めな作りではあるものの、繰り返しにより成立するプロット故、地味に写る印象は否めず、万人受けするかは疑問。75/100点。
・本作は前半・後半に分かれているが、大きなネタバレをすると、この二部構成は本篇と(撮影直前から撮影時迄の)準備・メイキング(舞台裏)によって成立しており、その対比とギャップによるズレが最大の魅力である。妙に間延びした科白回しや不思議な空気が支配する拙いシーン等は、当初から計算されているのが多く、全ては後半部で合点が行く作りになっている。監督によると前半のワンカット分は都合三回撮ったと云う。
・個性的で魅力的なキャラクターが配されているが、当て書きが多い様に思われる──作りとしては、或る程度のキャラ附けをし、前半のワンカット撮影後にその際のハプニング等の辻褄を合わせる意味で、微調整を加え完成したのではないだろうか。
・熱演と呼ぶに相応しい“日暮晴美”のしゅはまはるみ(主浜はるみ)は云うに及ばず、もっと前面に出て来るかと予想したが思いの外控えめだった“日暮隆之”の濱津隆之、アバウトで調子がいい“笹原芳子”の竹原芳子、代理店や制作会社にいかにも居そうな現場の責任者“古沢真一郎”の大沢真一郎、現代っ子特有を思わせる“山越俊助”の山﨑俊太郎、「よろしく~」が一際鼻に附く“松本逢花”の秋山ゆずき、只管メンツを気にする小難しい“神谷和明”の長屋和彰、「N●ォーム」 「N○ール」と云った某季節特化寝具CMの清水伸と見紛った“細田学”の細井学、他作『地獄でなぜ悪い('13)』でも似たタイプを見掛けた“松浦早希”の浅森咲希奈、他にも“山ノ内洋”の市原洋、“吉野美紀”の吉田美紀、“日暮真央”の真魚、“相田舞”の高橋恭子、“谷口智和”の山口友和……等々、ステロタイプを具現化した様な説得力を持つ適材適所なキャスティングがなされている。亦、役者名が登場する“役名”に捩られている事も多く、この点からも当て書きを窺わせる。
・演者と現場を支えるスタッフ、更にそれらを見守る者達をコントロールルームとクライアント達と云う二箇所に配し、劇中内に複数の客観性を持たせたのがユニークである。複数の客観的視点は、何が起きているのかと云うプロットを自然に説明させると共に面白味を増す二重の働きがある。現場でアドリブが暴走するドタバタコメディでは『ラヂオの時間('97)』を想起したが、客観的な視点を複数持たせた事で、本作がより滑稽さと深みを増した。
・ワンカメ・ワンカットをフルに活かした事を除き画的に特筆すべき点は見当たらず、やはり本作の魅力はその構成と文法にあろう。更に物語の縦糸に家族を軸として据えた事でラストカットも活きており、これがただ単なるスプラスティック・コメディに留まらない余韻を残す。使えなくなってしまったクレーンの代案を見せるラスト直前迄、現場のドタバタやワンカメ・ワンカットへの拘りを描き、そこから家族へと繋ぐラストカットはチームワークや人間愛と云う作品全体の纏まりを産み出し、独特の趣を残す事となった。そして諄い程の天丼ではあるものの「ポン」は、回数を重ねる度にウケてしまった。
・エンドロールで流れるメイキングにより、本当の意味での撮影現場の舞台裏が垣間見れ、味わい深い。ワンカットを謳う割に編集点を思わせ勿体無く感じたのは、草むらを追い掛けるシーンで画面がいきなり回転し、空が写し出される箇所──これは本篇内でも触れられている通り、カメラマンが転倒した為だが、エンドロールを観る限り台本に無い真のハプニングの様に思える。尚、本作の製作費は僅か300万円余りと云われ、興行通信社の調べによると、'18年12月5日現在で興行収入が30億円を超え、邦画興行ランキング6位にランクイン、洋画も含めた国内ランキングでも15位にランクインする快進撃を続けている。
・一台のカメラによる長回しと云えば、魅了される映像作家は多く、T.アンゲロプロスやT.ベーラ、A.タルコフスキー、M.アントニオーニ、S.キューブリック、JL.ゴダールを始めとしたヌーヴェルヴァーグの面々、A.カウリスマキ、P.T.アンダーソン、M.スコセッシ、R.アルトマン、W.ヴェンダース、B.デ・パルマ等々、書き切れない程多数で、我国でも溝口健二、相米慎二等が有名であり、近年では長回しの一種としての側面を持つPOV(主観撮影)と呼ばれる撮影法が、新たなジャンルとして確立する程の拡がりを見せている。かのO.ウェルズも『黒い罠('58)』の冒頭で長回しに挑戦した。特異な例としては黒澤明も延々と芝居を続けさせ、一つのシーケンスにおいて、複数のカメラを同時に回し、編集で繋ぐ撮影法を多用する事で知られている。舞台劇の様なハプニングや撮影時のミス、トラブルも含めたライブ感を、その儘フィルムに収めたい野心は映像作家としての創作意欲やチャレンジ精神を刺激するらしく、これに挑む映像作家は後を絶たない。
・フィルムのマガジンが10分程度しかなかったその昔、これをフルに回し切る直前に登場人物の背中や地面、空と云った風景等のアップや無理矢理カメラをぶらし続ける事でカットを繋ぎ、編集点を判り辛くシームレスに見せたまるで全篇ワンカットの様に錯覚する撮影法で、A.ヒッチコックが『ロープ('48)』を作った。この手法は、昨今では先程のPOVの撮影法に継承され、活かされている。亦、『SHOT/ショット('10)』やこれのハリウッド版リメイク『サイレント・ハウス('11)』、或いは『エルミタージュ幻想('02)』、『ヴィクトリア('15)』と云った(真偽の程は兎も角)全篇ワンカットの触れ込みの作品も登場し、中でも『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)('14)』が、オスカーを受賞したのは記憶に新しい。
・鑑賞日:2018年12月8日(日)
Vシネマレベルの作品
最初の10分であまりの低作品だと感じたため観るのを止めようと思ったが、レビューを見ると点数が良かったのでなんとか最後まで観ることができた。
Vシネマとしてなら中の上程度の作品だと思うが、普通の映画としての評価は下の中ぐらい。
この程度の作品がなぜここまで評価が高いのかに苦しむ…
まぁ面白かった。
まぁ面白かった。けどそんな絶賛されるほど面白いとは感じなかった。(事前に話題になってたからハードルが上がってた、というのはあるかもしれないが)
坊主の僕、硬水ダメなんですけど、メールしましたよね?確認しました?とかいう人は好きでした。
監督役の人も好き。空気読んでペコペコするけど本当は熱い心持ってるってのが感じられた。けど娘はあんま好きじゃない。
自分勝手というか自己本位というか。
もう一回観たい!とは正直思わないが、一回観るのはオススメできる。
話題につられて期待値が高かったのもあるけど、 面白いけど期待してた...
話題につられて期待値が高かったのもあるけど、
面白いけど期待してた程ではないといったところ。
最初に何の説明もなく、映画の中の映像?を撮って、
その後に映像の製作風景を映すという作り方は良かった。
映画の中の監督のキャラの前半、後半の違いが
良い感じだと思った。
誰かおもしろさを教えて
あんなに話題になっていたのに結局観に行かなかったのは、自分が何かを感じとっていたからなのだろうか。ゾンビコメディだったんですね。
全然「ショーン」の方がおもしろいけど、どこがどうおもしろいんだ?
演劇向きなのかなぁ
早い、安い、質はそこそこ
映画「カメラを止めるな!」(上田慎一郎監督)から。
あれ、この構成は以前に観た映画と似ているな、
が第一印象だった。(笑)
(最近、なかなか映画名が出てこないので、申し訳ない)
ただ表面の「30分以上に及ぶ長回し」のために、
いろいろ工夫している裏面を別のカメラで撮影している・・
ように見せているのかもしれない。(汗)
ホラー映画の撮影という設定なので、ドタバタと悲鳴は
覚悟していたが、あまりにもメモが少なかった。
その中で1つ選ぶとしたら、
「何でしたっけ、日暮さんのキャッチフレーズ、あれ」
「早い、安い、質はそこそこ」
これは、他でも使えるな・・と苦笑いしながらメモをした。
一流ではないから・・専門家ではないから・・を言い訳にするより、
「私の仕事のキャッチフレーズは、早い、安い、質はそこそこ、
それでもよければ、請け負いますが・・」と切り出せる。
言われた方がどんな顔をするか、それが楽しみとなる。
ふざけてるなよ・・と怒られそうだけど。
そしたら「映画『カメラを止めるな!』の名台詞ですよ」と
言い返せばいいかもなぁ。
時間の無駄
感性は人それぞれですが…
「伏線の回収」を書いておられる人が複数いますが
あからさまな違和感を「伏線」というのはどうかと…
落ちが分っている三文芝居ほどしらけるものはなく…
あと、製作費云々がありますが
映画館で見れば
同じ料金を払うのですから
300億円だろうが300万円だろうが
見る人には関係ありません
面白いかどうか、感動するかどうか
#地上波で見たんですけどね
業界人が身内受けするために作った作品
業界人が自己満足のために作った作品
という印象です
駄作ではないが、高評価は内輪ネタ
まず冒頭30分のゾンビ映画部分ですが、あまりにもつまらなく苦痛です。
後半部分が前提の前振りであると知った視聴後でも、納得のいかない退屈さです。
「面白いゾンビ映画だけど、違和感がいくつもある」
これが理想だったはずです。
次に、ネタばらし裏方パート。
監督が急遽代役となり、主演役の若い役者2人に本音をぶちまけるシーンは面白かった。
キレる監督と怯える役者2人が演技じゃなくて3人とも素だったんだと分かり笑えて、主演役2人のワガママへ視聴者が抱いていた不快感へのカタルシスもある、とよくできたシーンです。
あれぐらいのシーンをいくつも撮れていれば面白い映画になってたと思いますが、その後は予想の範囲を超えないただの答え合わせのような展開が続き、そのまま終わりました。
わずか2つの劇場で公開スタートしたこの映画は、最初は関係者やその知り合いが主な客だったことでしょう。
正に内輪で過大評価を生み、ネタバレ禁止ということからも批判的な意見は目立ちにくく、内輪の面白いという評判のみが広がっていったわけです。
マスコミも便乗しました。
そして、一般層にまで広まった結果、ネットでは酷評の嵐という当然の結末に。
この作品とそれを絶賛する人間から伝わるのは「映画愛」というより、「映画を作った俺達サイコー!」という自画自賛のような「自己愛(身内愛)」でした。
クラスみんなで作った自主製作映画のような作品です。
その関係者が見れば最高でしょうし、映画製作に関わったことがあるような人もその不完全さに逆にあるあると感情移入もするのでしょう。
低予算であることも、それらの感情移入を助長しています。
ですが、それらを全国公開して関係ない他人が見ても、学生が作った映画だなーふーん、本人たちは楽しかったんだろうね~で終わってしまうのです。
もしもこの作品が純粋に面白ければ内輪ウケだけでなく、映画製作の裏側を面白おかしく描いたコメディとして広く評価されたことでしょう。
とは言え、見どころはある映画です。
予算がもう少しあれば、脚本をもっと練る時間もあったのかも知れません。
この映画の過大評価のせいでハードルがかなり高くなってしまっているのが心配ですが、監督の次回作には期待しています。
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