「実話だけに観終わった後、深い感謝と追悼の思いに包まれる衝撃作だと思う」オンリー・ザ・ブレイブ ぽんぱるさんの映画レビュー(感想・評価)
実話だけに観終わった後、深い感謝と追悼の思いに包まれる衝撃作だと思う
トップガン マーヴェリックのマイルズ・テラーが出演しているからというだけの理由で軽い気持ちで観始めたことを後悔した、本当に辛い実話。
マイルズ・テラー演じるヤク中ダメダメ男のドーナツの成長を見届けてハッピーエンドだと思っていたからもう終盤はショックでショックで号泣の放心状態。
こんなに重い実話がベースの映画とは。。。
映画「バックドラフト」が大好きで今まで何度も観ていたせいか、勝手に同じような展開だと思い込んでたら大間違い。
申し訳ないけど途中までは何だこの映画。。。って思いながら観てたけど、まさか同じ隊の19人全員が亡くなるなんて。。。
激しく勢いを増す森林火災、1000℃を超える熱では防火テントの意味などあるわけもなく、最後19個の防火テントが発見されるシーンでもう号泣、トラウマ級の悲しさ。
山火事の勢いや消火方法、ホットショット隊の存在など知らないことだらけだったが、こんなに勇敢に山火事に立ち向かって亡くなった方たちが居たということを知れて良かった。
何も知らずに軽い気持ちで観て物凄い衝撃をくらってしまったけど。
ただ1点気になったのはドーナツの今。
ホットショットを辞めたいと言っていたドーナツは今何の仕事についているのか、そこが気になったけど、消防士を続けているのなら最後に必ずそのことにも触れられていると思うから、離職してしまったのかな。
まぁそれも実話だからこそで良いのだけれど。
とにかくこの映画を多くの人に見て貰いたい。
そしてこの出来事を、火に立ち向かっていったこの隊のことを多くの人に知って貰いたい。
そんな映画です。
あとはジェームズ・バッジ・デールの渋さよ。
好きな俳優さんがまた一人増えたことに感謝。