「熱い男たちの物語」オンリー・ザ・ブレイブ fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
熱い男たちの物語
火災映画といえば「バックドラフト」。その森林版って感じですが、消火活動の場面は、割とソフトに描かれている分。ジョシュ・ブローリンの率いる「隊員たち」のチームワークや、集団男子あるある、そしてそれぞれの家族の話がじっくり心に染みます。
森林火災の最前線に出動するには「資格」が必要。
だけど隊長車には「見習い」ステッカーが、貼られたまま。
実際の火災現場での急な審査を経て、最前線資格を得る。そして「見習い」ステッカーを剥がした時の歓声は、一緒に胸アツになりました。
隊員の家族の話も、悩みあり、決断あり。人間ストーリーでした。
マクドナウは娘が生まれたことで、しっかりとした収入を得るために消防隊員になったはずが。火災現場の経験を積むごとで、「自分は娘を守らなくては。万が一のことがあったらどうする?」と、建物火災への異動を隊長に話します。この気持ちは、隊長も他のみんなもいつも思っていることだったんですね。それを乗り越えるかどうか。
火を消すため溝を掘り、木を燃やす。自然は突然その顔を変える。それにどう対処するのか。お仕事物要素もいっぱいありました。
この作品、実話物とは知っていたのですが。そういう結末かー!!。
ブレイブ=BRAVE=勇気・勇敢。なるほどなタイトルでした。
そして火の元は確実に消化しましょう。
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