「マザコン物語」娼年 ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
マザコン物語
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夢や希望もなく何となくバイトしながら暮らす大学生・松坂桃李。十年前に母親を亡くし、未だに引きずっている。女性に体を売るボーイズクラブのオーナー真飛聖に誘われ、戸惑いながらも、仕事をしていくうちに精神的に充実していく。真飛に母親を重ね、恋は叶わなかったが、天職だと思ったのだろうか、真飛が警察に摘発され、戻ってきた後も仕事を続けて、映画は終わる。過激な描写は多々あったが、困窮し、仕方なく働いているといった生活感などはなく、全体通して綺麗に描かれており、鑑賞後も何も残らなかった。大学生の友人である桜井ユキのパートをもっと掘り下げるなど深みがほしかった。猪塚健太は好演。
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