「孤高のシリーズの意地を感じる傑作」映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱 こうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
孤高のシリーズの意地を感じる傑作
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予告編からは想像もできない壮大なストーリー、そして練り込まれた…というよりも、絶対に順当には終わらせないぞとひねり上げた、意地を感じる脚本。
さすがとしか言いようがない。
まさか中国まで行くとは思っていなかったし、ランの闇落ち具合、ぷにぷにの精?の振る舞いなど、「ぷにぷに」のテーマの伝え方が秀逸。これってしんちゃんの作品の全体のテーマだよね、と。
ちなみに、思わず観光してしまう野原家のシーンは、ぷにぷにの魂を持つ野原一家と闇落ちするランの対比、そして「本物のパンダに触りたかったしんのすけ」の伏線になっていて、本当に緻密。
マサオの悲しみと素直さ、それを評価するかすかべ防衛隊など、キャラの立たせ方は完璧。マサオはちゃんとした大人に育つな、と確信した(笑)
大人にもこどもにも伝わる。このメソッドは「クレしん式」と命名すべきと思う。
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