「ラストに涙」星めぐりの町 由由さんの映画レビュー(感想・評価)
ラストに涙
途中までは、美しい自然に癒され、登場人物にはこんな人いるよねと思いながら、のんびり観ていたけれど、最後の山場には涙が出た。
自分の身に起こった耐えられない事実に一人で泣く悲しみや、それを毛布で暖かく包みこむ愛情、さりげなく相手を思いやり、抱きしめる強さには、生き続けることの大切さという、シンプルなメッセージを直に感じた。
何度も登場する一本の桜の木と、豆腐を作る様子、宮沢賢治の詩が、終わった後まで心に残る、美しい映画だった。
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