「固定観念埋め込んでんじゃねえよタコ!」音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!! 水羊羹さんの映画レビュー(感想・評価)
固定観念埋め込んでんじゃねえよタコ!
クリックして本文を読む
レビューを見ずに鑑賞して、とても後悔しました。
汗と涙の爽やか系ではなく、声の小さい女の子が悲しい過去を背負う麻薬漬け男に感化される系映画でした。
途中で織りなされる住人とのギャグの応酬はほっこりして面白かったです。
特に釜山に行った場面、釜山の人たちは何となく野蛮に、日本人を無条件に歓迎して敬う感じに描いているところに植民地支配の名残みたいなのを感じました。主人公たちは彼らの居住地をめちゃめちゃにして、火をつけて花火だけ上げておしまい、というところにも違和感を感じました。私は日本人ですが、他の国から自分の国の人がこんな風に描かれたら、きっと嫌な気持ちになると思います。
映画の差別的描写を分析する授業の典型的な材料だと思いました。
辛い過去を乗り越えて、声を出すためにドーピングに走ってしまった彼が、いじめられた過去を持ちやらない理由ばかり見つけてしまう彼女を変えるために影響を与えていくところはジーンとしました。でも、やっぱり、あと味悪いです。
コメントする