「大好きな夏目の世界がそのまま」劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ miaicegirlさんの映画レビュー(感想・評価)
大好きな夏目の世界がそのまま
クリックして本文を読む
原作とアニメの大ファンです。
やはり、アニメから入り原作も愛した身としては、凄く満足した劇場版でした。
夏目友人帳に惹かれたのは人間だからこその優しさ、弱さ、不器用さを尊く優しく描くところです。その魅力がこの劇場版に詰まっていました。
私は特にレイコさんが「私は覚えられなくていい」と言った台詞はどうしても切ない気持ちになりました。でも妖、人に、そして夏目くんにこれほど愛しいと思われてるレイコさんは幸せなのだと、心が温まりました。
人は残酷な嘘をつく、始めその嘘に気がつくと傷つくけど。それでもそれが優しい嘘だと気がついた時、それは救いになるのだと、拝見していて感じました。
悪いところを言えば、ちょっとペース配分が気になりました。最初が遅くて、それで急に早くなったり…多くの方が最初が遅いとおしゃっていますが、私はその後の展開が急に早くなったから遅く感じたのだと思いました。個人的にもっと遅くても良かったのではと思っています。でも劇場版だからこそ、それは無理だと思いますが…
ニャンコ先生には笑わせてもらい、ちびニャンコ達にも癒されました。夏目くんは相変わらず優しく尊く、成長していく彼が微笑ましかった。そんな夏目と妖達と一緒に成長していけるような、そんな尊い作品です。
コメントする