「コリンファレルは追い込まれるのが似合う」聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア てけと2さんの映画レビュー(感想・評価)
コリンファレルは追い込まれるのが似合う
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静かで複雑な関係の変化でじわじわ追い込まれる緊張感。あの生き汚さを演じるのってとても骨が折れそうだけど、選ばれたら役者冥利に尽きるでしょうね。
[ここからネタバレと個人的解釈]
まだ見てない人はこんなん読まないで見た方が良いです。
自分がひねくれてるので感想は、生贄の本質って押し付け合いで、必死になって理由をつけて弱いもの力がないものに代償を払わせる行為だよなと。
権力(この場合は生贄の決定権かな)を握る者の罪を拭うためには代わりになりうる尊く聖なるものを供える必要があるとして、その聖なる印をつけるのは当の権力者で。。
子供を捧げますとか言ってないで、自分が罪償えよって。この場合は本人が首差し出す事が1番尊い犠牲じゃんと思うんだけど離婚はせんのかい。業が深い。
ロブスターを思い出しても愛に理由を見たり剥がすのが好きなのかしら。
皆んなを助けた聖なる生贄になった弟くんにも助かりたい一心での下心を感じだけど、お姉ちゃんの優等生的やり口よりよっぽど健気だったのが選ばれた理由に見えました。この子だけはお父さんの罪を知らなかったし。
運に任せた程だったけど、誰にするかは決めていたように見えてしょうがない。
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