「聖なる鹿」聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア ハルクマールさんの映画レビュー(感想・評価)
聖なる鹿
殺し。
英語を直訳するとこうなる。鹿を殺すことが聖なる行為なのではなく、”聖なる鹿”を殺してしまう、というとニュアンス全然違う。ポスターの字の色変えないとよー。
心臓外科医のスティーブンは手術の腕前は一流、美しい奥さんのアナと二人の子供との完ぺきな生活を送っていたが、スティーブンが度々会っている謎の少年マーティンを家に招いたことから始まる、家族を襲う謎の症状。程なくしてマーティンが口にした謎の症状の秘密とそれを回避するための条件とは?というお話。
カンヌ映画祭で絶賛、というところでもうお察しなんだけど非常に難解。謎が謎のまま終わる部分も多し、だけどこの映画で語りたかったのはそう言う事ではないと思う。
症状が何で起きるの?とかではなくて、純粋に人間が究極の選択を迫られたときに、選ぶ側、選ばれる側になった人間がどう感じ、どう行動するのか、これが主題なのだと思う。
その対象は3人。それぞれ性別、年齢、関係性が違う。しかもそれぞれが必死に考えて道を模索している。それも綺麗ごとなど言っていられない状況なら、打てる手は全て打つし、なんならゲスい発言も飛び出してくる。
それを審判する側の人間はどう捉えるか。審判側の人間もまた完ぺきな人間ではなく、情もあれば気の迷いもあればいろんなファクターが入り乱れて、判断なんかできるか!ってなる。
しまいに取った手段が…あのねぇ。
でも、聖なる鹿って何なのかな。すごく清らかで純粋なイメージなんだけど。
となると、聖なる鹿殺しはあんな手段を取りつつも、実はその前に決まっていたりして。
エンタメ度低め。私はモヤーんとする映画は嫌いではないと思っていたけど、最近あんまり得意じゃないのかも。映画ぐらいはスキっとして欲しいと思う、ストレスMax.インド生活なのです。
今日は、か?おはようございますか、?今晩は。
お父さん、グルグル回りながら、
薄目開けてたののかなぁ?
とかって思ってしまいましたよ。
ストレスMaxインド生活!?
想像が全く付かないんですが、
笑える映画をお勧めしようかと思いましたが、
好みが人それぞれなのでやめておきますね。