「あーきつかった。いやーな事しか起こらない。」聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
あーきつかった。いやーな事しか起こらない。
監督はヨルゴスランティモスです。ロブスターが気に入ったので、聖なる鹿殺しも楽しみにしていました。
ブラックユーモア満載のコメディと言えなくもないけど、がんばってコメディとして受け取ろうとしたけど、地下室監禁あたりから無理無理無理無理…という感じでした。
コリンファレルとニコールキッドマンはビガイルドでも共演していました。ビガイルドでも同じこと言いましたが、ニコール老けない。今回は横乳の反重力性に度肝を抜かれます。そのアンナチュラルさに気を取られました。
えー、コリンファレルは腕の良い外科医で通ってますがどうやらマーティン(ダンケルクで船で兵士に突き飛ばされて死んじゃう男の子やってた人ですな)の父を飲酒によるオペ中の失態で死なせていると思われます。で、どやってそれをマーティンが知ったのか忘れましたが、それをネタにコリン一家に近づくわけです。
マーティンは怪しげですが、彼が何かをしてコリン一家が災いに巻き込まれたというわけではないんです。でも、マーティンの呪いにかかったとしか思えない、非科学的な不幸が次から次に。
息子と娘があるけなくなり、目から血を流してやがて死ぬとの呪をマーティンは囁く。何をバカなとタカをくくっていたらどんどんマーティンの言う通りになるのですね。
ほんで誰かを一人をコリンが、殺したら呪いは解けるといわれ、妻、娘、息子の顔を袋で覆ってルーレット的に生贄を選んで捧げるという。結果、息子を殺して、3人は助かるんですねー。
あー、二度と見たいとは思えないですが、面白いかどうかと聞かれれば、面白い部類だと思う。そんな映画です。