ザ・シークレットマンのレビュー・感想・評価
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リドリー&リーアムタッグ
個人評価:3.8
アメリカ史上最強の密告者を、正義の塊のようなリーアム・ニーソンが演じる。
常に凛と背筋が伸びたたたずまいは、本作の主人公にうってつけなキャスティング。
ウォーターゲート事件を、重厚の空気で見事にリドリー・スコットがサスペンスに仕上げている。
まだあったのね。ウオーターゲート事件物。
映画で学ぶ歴史。時系列的には、「ペンタゴンペーパーズ」→今作→「ホワイトハウスの陰謀」かな。
一つの事件も、多角的に見るといろんな面が見えてくる。
まだネタというか、エピソードがあったのね。
大統領選までのカウントダウンで、話が進んでいくのがちょっとスリリング。
30年FBI長官を務めたフーバー長官の急死。
もしこれがなかったら、もしかしたらこの話は生まれなかったかも。
捜査経験のないFBI長官代理なんて、正直言ってただのお飾り。
全てを知り尽くしているマークだから、いろんなことを知っていて知りすぎてもいる。
いかに彼が勤勉だったかを、妻の言葉で感じます。
「30年勤めて13回転勤・新居。夫はいつか、あの地位(長官)を手に入れる。」。
そう思ってなきゃ、やってられんよね、妻として。私だったらやだな。
「FBIは独立組織。ホワイトハウスに属していないんだ」。
マークがメディアを煽る作戦。むむむ。
そんな冷血なマークにも、娘が行方不明という悩みもあり。
彼ならすぐ調べがつくはずなのに、心が逃げている。
その辺り、時間的にはさほど割いていないものの。
普通の父親ぶりを垣間見れました。
静かな展開が、リアルさを出してました。
ただ、もうウオーター事件話はお腹いっぱいです。
しぶい雰囲気が良い。
しぶい雰囲気が良い。
ウォーターゲート事件ていうんですか、それについては別途知識があったほうがよさそう。事件自体はさらっと触れる程度なので。というか事件が一連の出来事なので描いていたらキリがないってことかもしれない。
よく映画が(無駄に)長いと文句を付けたくなるものだが、この映画については短いと思った。この内容のこの雰囲気の撮り方なら、もう少しがっつりでも見れた。コンパクトなのが物足りなさを残すという。見る側の勝手な都合、だが。
誰がだれ?
後半、フェルトが仲間30人に向かって、
話すシーン。
これを頭に持って来ないとわかりづらいのでは?
周知の事実とはいえ、
大統領、ホワイトハウス関係者、司法省関係者、FBI、CIA、共和党関係者、民主党関係者、新聞社、誰がどの立場かわからない、フェルトがディープスロートと知っている味方、知っている敵、誰が演じてるの?
ニクソン、フェルト、ウッドワードとバーンスタイン以外は敵か味方かわからない。
黒か白、赤と青、東西か南北、二者択一にしないとわかりづらい、たった2時間で理解させないといけない映画の持つ永遠の課題。
わかったのはフェルトの正義、そしてその正義を守ろうとした周りのFBI職員、だけでも、作品の目的は果たしているのかもしれない。
周囲の誰もが、わかっていたはずなのに、つい最近まで、沈黙していたのは凄い。
娘との件りはフィクション?
正確なリズムで長く続けると、ビルに変化が起きる
映画「ザ・シークレットマン」(ピーター・ランデズマン監督)から。
解説には「ウォーターゲート事件」の全容と事件を
内部告発したFBI副長官の姿を、実話をもとに映画化、とあり、
どうして、内部告発に踏み切ったのか、単なる正義感とも思えず、
興味津々でメモを取り続けた。
物語後半、こんな説明があり妙に腑に落ちた。
「サンディ、物理の話だ。ビルの柱を長い間規則正しく叩き続ける。
正確なリズムで長く続けると、ビルに変化が起きる。
振動が内部にとどまり分子が乱されて、
やがてビル全体が内側からバラバラになる。そしていつか崩れ落ちる。
内部から崩壊するんだ」
凝り固まった組織を内部から変えることは、本当に難しい。
そんな労力を使うのなら、外部から一気に叩き潰す・・のが早いし楽、
誰もがそう感じるのだが、それでも内部から変えようとする、
FBI副長官マーク・フェルトの信念みたいなものが心を強く打った。
「FBIは独立した組織だ、誰の許可も必要ない」
「私の望みはFBIが干渉されないことだ」
「ホワイトハウスは我々の上部組織ではない」
「FBIは独立組織です。ホワイトハウスに口出しする権利はありません」
台詞に何度も「FBIは独立組織」というフレーズが出てくる意味、
それこそが内部告発の動機なのかもなぁ。
人間味深い
リーアム・ニーソンのアクションじゃなくこういうドラマの映画もなかなかいいですね。ウォーター・ゲート事件でのFBI副長官の苦悩と決断、めちゃ政治色が強い作品ではありますけど、良かった。こういう権力に立ち向かい人物は好きだわ。
タイトルなし
1972年大統領選挙戦の最中に起きた
盗聴侵入事件にはじまった政治スキャンダル
FBIへの捜査妨害は
ホワイトハウスの陰謀によるものだった
「ウォーターゲート事件」
この事件が引き金となり
1974年ニクソン大統領は辞任
実話に基に映画化された社会派ドラマ
全容と事件を内部告発したFBI副長官
マーク・フェルトをリーアム・ニーソンが
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面白かった
重厚な映画でした
.
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2005年
FBI副長官マーク・フェルト本人が
「私がディープ・スロート」と認めた
ペンタゴンペーパーからの〜
この2つの映画は最後のシーンで繋がっている。(わざと⁈)
二本立てで見て初めて大きな社会のうねりが体感できる。
もちろん登場人物も、ストーリーも違うのだけど、
結局のところ、この時代支配者達がどれだけ繕っても先が見えていたのでは?
現在と同じように。
といっても『最強の内部密告者』って内部に守られてこその命なのね。
一般的にひとりイキっても、尊敬と信頼が無いとあっという間に消されてしまうだろうと推測。
ペンタゴン…もそうだけど、信頼と尊敬が最高のセキュリティーではないか。
でも今の時代に、トラップだらけ、監視だらけでこんなことが出来るのか、
(コンピュータのない室内の美しいこと)
金と科学が宗教になった今、何をもって正義を確信できる?
蛇足ですが、奥様の生い立ちが救いようがなく、なぜあの結婚なぜあの親子関係?
主人公の弱さを出したかったのかもしれないけど、奥様は明らかに最初から救いようが無くて、違和感が半端無かった。
実話なんでしょうか?病院行きましょうよ。大きな屋敷で夫も外出ばかり、娘は母親嫌いで家出。でアル中。
あれはいかんです。ホスピタリティが映画の内容に含まれてはいけないんでしょうか?
それとも当時の主婦はああいうもんだったという問題指摘だったんでしょうか?
娘との再会場面は吐き気ものでした。
あれも主人公の弱さをと犠牲者ですかね。
シビアな話ですから、有りかもです。
恥ずかしながらこの人がディープスロートだったとは知らず。。 ペンタ...
恥ずかしながらこの人がディープスロートだったとは知らず。。
ペンタゴンペーパーズ→大統領の陰謀→シークレットマンの順で観るとわかりやすい。
無知でしたが、知ることが出来て良かった
ウォーターゲート事件の実話を基にした話。
全く内容を知らないで観ましたが、難しい。。
マーク・フェルトを知らなければホワイトハウスの内情を暴いたことも知らない。
まだ全然産まれていなかったし…政治に疎い。
ペンタゴン・ペーパーズを最近観ていたので繋がりを感じて少し分かる部分があって良かった。
リーアム・ニーソンがアクションなしで静かに知的に政治家と戦う。
これもまた似合う!
理解は困難だけど、この緊迫した空気、じわじわと追い詰め暴く真実は見物でした。
そして、失踪した娘のことも忘れちゃいけない。
にしても、もう少しニクソンとかいろいろ勉強して知らないといけないなぁ。
実話を基にしてるので、また重厚。。。
先日見た、イミテーションゲームも英国王のスピーチも実話なんよね?
真実は小説より奇なり。。。
(良くも悪くもカリスマだった)専制君主が居なくなったら・・
→その組織を目障りに思う外部は、ここぞ!と潰しに掛かるだろう。
→組織の下の者共も下克上よろしく、上を押しのけようとする。
保身に走るか?
正義を貫くのか?
迷いに迷い、朝令暮改を繰り返す副官。・・の物語。
なるほどなるほど。
相田みつをさんでは無いですが『人間だもの』・・迷いに迷いフラつくよね?
貫き通す!てならないわな。
そんな。フーバー長官を何十年も支えた副官は?
どんな人生を選ぶのか?
100分(*エンドロール有るので、実質90分)にしては、良くまとまってました。
(*個人的な見解ですが、最近二時間映画とか本当にシンドイんよなぁ・・)
映画経験値】高めの方向け?がおもろいと思います。
オススメ度】(男性向け映画かな?)☆③〜④
デートで見る度】☆ゼロ
ところで?リーアムニーソンの代表作と聞かれたら?皆さんは何と答えます?
96時間?ラブアクチュアリー?アンノウン?本作?
俺的には、圧倒的に!スターウォーズのクワイガンです(●´ω`●)
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