「まだあったのね。ウオーターゲート事件物。」ザ・シークレットマン fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
まだあったのね。ウオーターゲート事件物。
映画で学ぶ歴史。時系列的には、「ペンタゴンペーパーズ」→今作→「ホワイトハウスの陰謀」かな。
一つの事件も、多角的に見るといろんな面が見えてくる。
まだネタというか、エピソードがあったのね。
大統領選までのカウントダウンで、話が進んでいくのがちょっとスリリング。
30年FBI長官を務めたフーバー長官の急死。
もしこれがなかったら、もしかしたらこの話は生まれなかったかも。
捜査経験のないFBI長官代理なんて、正直言ってただのお飾り。
全てを知り尽くしているマークだから、いろんなことを知っていて知りすぎてもいる。
いかに彼が勤勉だったかを、妻の言葉で感じます。
「30年勤めて13回転勤・新居。夫はいつか、あの地位(長官)を手に入れる。」。
そう思ってなきゃ、やってられんよね、妻として。私だったらやだな。
「FBIは独立組織。ホワイトハウスに属していないんだ」。
マークがメディアを煽る作戦。むむむ。
そんな冷血なマークにも、娘が行方不明という悩みもあり。
彼ならすぐ調べがつくはずなのに、心が逃げている。
その辺り、時間的にはさほど割いていないものの。
普通の父親ぶりを垣間見れました。
静かな展開が、リアルさを出してました。
ただ、もうウオーター事件話はお腹いっぱいです。
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