「卒倒する人、大金をくれる人、自殺する人」ジュピターズ・ムーン kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
卒倒する人、大金をくれる人、自殺する人
アリアンを天使だと信じさせて金を稼ぐ医師シュテルン。執拗に追いかける刑事ラズロ。そして本物のテロリストがアリアンのパスポートを持っていたという事実・・・
宗教を信じているかどうかで空中浮遊する少年の見方が変わる。シュテルン自身が無宗教だたために諫められるシーンもあったりして興味深い。刑事からも逃れなければならない金儲けの旅、父親の職業を尋ねたときの反応も面白かったのだ。もしやキリストの再来?単なる超能力者ではなさそうだった。
シリア難民問題と、根強い人種差別。こうしたテーマに乗せて幻想的な人間浮遊をファンタジーだけでは終わらせないところが良かった。
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