劇場公開日 2018年1月27日

  • 予告編を見る

「卒倒する人、大金をくれる人、自殺する人」ジュピターズ・ムーン kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0卒倒する人、大金をくれる人、自殺する人

2019年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 アリアンを天使だと信じさせて金を稼ぐ医師シュテルン。執拗に追いかける刑事ラズロ。そして本物のテロリストがアリアンのパスポートを持っていたという事実・・・

 宗教を信じているかどうかで空中浮遊する少年の見方が変わる。シュテルン自身が無宗教だたために諫められるシーンもあったりして興味深い。刑事からも逃れなければならない金儲けの旅、父親の職業を尋ねたときの反応も面白かったのだ。もしやキリストの再来?単なる超能力者ではなさそうだった。

 シリア難民問題と、根強い人種差別。こうしたテーマに乗せて幻想的な人間浮遊をファンタジーだけでは終わらせないところが良かった。

kossy