あの頃、君を追いかけたのレビュー・感想・評価
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こんな映画を待っていた
想像以上の作品でほんとに見ていて感動しました。
自分と同じ年の高校生達が作っていく楽しくもありどこか切ない青春時代。共感する場面がいくつもありました。
映画の世界観にすごい飲み込まれてしまうこの映画。
幼稚な浩介と大人な真愛。共に楽しい時間を過ごしていた2人。しかし、時間が過ぎるとともに考え方も変わりより大人になっていく真愛と昔と変わらず幼稚なままの浩介。そんな2人にすれ違いが起きてしまう。本心を伝えきれないまま時は流れていき気づけば10年。
10年経ち2人がたどり着いた幸せとは。そして10年経ち2人が出した答えとは。2人の最後に涙が止まりませんでした。
映画を通じて少し大人になれた気がしました。
誰と見ても感動することができる映画だと思うので是非見てほしいです。
正直舐めてた
恋愛映画の寒気のする茶番やら露骨な甘々シーンが肌に合わなくて敬遠していたけれど、この作品は違った。
内容に触れないようにはしたいけど感想としてはただただ本当にもどかしい。
甘いだけじゃなくって、これが苦いって言うだな、苦い青春なんだなと教えてくれた
見終わったあとに序盤のシーンと答え合わせをするとその日の晩は眠れなくなってしまう
2度見たら冒頭から涙がでてしまいそう。
早瀬真愛が好きだ
歴代の「青春」をテーマに据えた作品の史上最高傑作
原作はギデンズ・コーの自伝的小説。
それゆえか登場する皆の情緒には非常にリアリティーがある。そして台湾で大ヒットしただけあり、ストーリーの完成度は高い。
リメイクだと質が落ちていそう、演者にアイドルがいるためアイドルごり押しか?なんか知らない俳優ばかりだな、なんて思って観ないのは非常に勿体無い。
本作品のHPに掲載されているある城田優さん、森下佳子さんの推薦コメントが全てだ。
演者皆が肩肘張らず自然体な青春を演じきれている。なかでも、山田裕貴さんの演技には脱帽。台詞なくとも、台詞前でも彼の演技に悔しいくらいに引き込まれる。それに感化されたように仲間たちも演技で応える。この映画自体が一種の青春のよう。
「青春」という言葉が含む沢山の意味をこの映画は網羅している。青年期に恥や後悔を抱いたまま成長した人にはバカで純粋な浩介の出した切なくも暖かい答えがきっと刺さるだろう。
正直、ボロ泣きした
予想を遥かに超えて胸に迫るものがある佳作だった。
アイドルとイケメンの恋愛ものでしょ、とスルーしてしまうのはあまりにもったいない。
前半はコメディ感が強く、やや昔懐かしい学生生活が描かれる。
山田裕貴の演技が生き生きとしていて、いかにも男子高校生らしい。
笑いどころも多く、テンポも良い。
後半、高校を卒業するあたりからぐっとストーリー性が深まってゆく。
若者の「何者かになりたい」という根拠のない自信や焦り、衝動に強く共感した。
齋藤飛鳥はスクリーンで観てもやはり特別な美少女という雰囲気が十分にあった。
前半やや表情が固い印象だったが、後半になるにつれて主役に呼応するように魅力的な表情を見せてくれ、目を引かれた。
ただのマドンナではない。瞳の奥で深くものを考え、自分の意志を持ったひとりの女性だった。
台湾版よりも下ネタを大幅にカットした代わりに、ヒロインを始めとした7人の性格や背景を掘り下げられており、キャラクター一人ひとりに愛着が持てるようになった。
ただし、台湾版から舞台を完全に日本に置き換えなかったせいか、季節感や時代背景がピンとこない描写が多く、不整合が気になる。
これはかなり惜しいと感じた。
星ひとつマイナスしなかった理由は、残念な部分を補って余りあるほど、鑑賞後の後味が素晴らしく良かったから。
戻れない自分の青春時代を思い起こさせ、後悔や恥も含めて今の自分を形成している大切な時間だったとしみじみと感じさせてくれる。
長く愛せる映画に出会った。
単館系のような作品
乃木坂の齋藤飛鳥が出ていますがあくまで山田裕貴主演の映画でした ストーリーは面白かったのですが高校生役を山田裕貴がするのは大人っぽくてちょっと違和感がありました大学生になってからやっと役柄とあった感じで後半は楽しめました ぶっ飛んだ感じの役柄は彼の十八番なのでしょうか?面白かったです山田裕貴齋藤飛鳥それぞれファンサービスのシーンがありましたが齋藤飛鳥ファンの人はちょっと不満かも
戻れない時間の切なさと美しさ
完成披露試写会で、鑑賞しました。
どうしても「高校生の恋愛モノ」というと「キラキラ映画」と思いがちで、実際私も尻込みしてしまうタイプなのですが、これはそういう路線のものではなく、大人も楽しめる純愛ラブストーリーでした。
高校生から大人になっていく時期の、様々な分岐点。
その時の選択が正解かどうかは結局大人になってもわからないことが多いけれど、「あの時、こうしていたらどうなっていただろう」と誰もが一度は思い返したことのある「あの頃」。
戻れない不可逆の時間の切なさ、けれどそれは戻れないからこそ美しい時間なんだと気付かされた気がします。
高校時代のエピソードでは「バカな男子」と「大人な女子」の関係性や、威圧的な教師、テスト勉強、放課後の開放感etc...と、懐かしくなる要素が盛りだくさん。ちょっとしたコメディパートもクスリと笑えて楽しめました^^
個人的に一番胸に残ったのは、終盤の大人になってからのシーン。山田裕貴くん演じる浩介の一途な想いと成長に思わず涙してしまいました。真愛を見つめる表情がとても良くて、誰かを真摯に想う横顔って素敵だなぁ…と感動しました。
飛鳥ちゃんの天使のように可愛い花嫁姿もファン必見だと思います🎵
ただ、これはリメイクゆえに仕方のないことだと思うのですが、台湾版を下敷きにしているための日本ではありえない状況 (受験時期や風土、時代背景)が見られ、「?」となって集中できなかった部分で−1です。
観る人によって刺さるシーンや響き方が違う面白い作品
2回目に観た9月28日の試写会の後、この作品についての感想を語りながら食事をしていた時のこと。
先行上映等を経て、もう既に何度目かの鑑賞となるけど、いつも同じシーンで涙してしまう、と語る友人。
…素敵だなぁ、と心から思った。
相槌をうちながら、私はどうだったかな、と考える。
私は2回目の今回に至っても、終始、微笑んで観ていたように思う。
何しろ浩介が、真愛が、詩子が、陽平が、健人が、寿音が、一樹が、とっても愛しく思えて仕方がなかったから。
それと、正直にいうと、「あの頃」とか、「青春」とか、一言口にしてしまうと、そこからかなり遠くまで来てしまった事を、まざまさと思い知らされる気がして無意識に避けているというふしもあるかもしれない(笑)
「今」をずっと生きてさえいれば、何も変わらずに居られるから。
そんな私だけど、浩介と真愛のあの月の夜のような
微妙なフワフワとした距離感は「あの頃」
確かにあったかもなぁ、と
まるで引き出しの奥の方にクシャッとなってた埃だらけの写真をみつけてしまった時のような
急に引き戻される様な感覚を覚えた。
きっと観た人、それぞれの過ごした時間の中にある
それぞれの何かと響き合うものがある作品なのではと思う。
これから何度でも観る事が出来る作品だと思う。
そこに何度でも引き戻されて、鮮やかに蘇ってくる感覚に身を浸したいと思うから。
二回観た方がよい。
上映会にて一足先に。
見ようと思ったのは、主人公があの演技派の山田裕貴さん、見入るような演技でした。体張って役を演じてるのが本当に高評価。台湾版も話題になっていた時にすでに視聴しておりましたが、オリジナル版よりもこちらの方が観やすくなっていることは言うまでもない。ヒロインは映画初の齋藤飛鳥さん、こちらもなかなかの演技。
曲も耳に残ります。
そしてなんと言ってもラストを見てしまうと、もう一度みたくなります。
絶対人間には「あの時こうしておけば…」という後悔があるもので、そんな思いも日常から消えかけている疲れている大人には、かなりの心の浄化力、そして「あの頃、こんなことあったよね」と観た後に感傷に浸れるあの感覚が良い。そして、もう一度観たくなる。
あの時を思い出したくなる、パラレルワールドを信じたくなる。そんな映画でした。
絶対見るべき、特にいい年した大人は。
そして観ない人には絶対に分からない、この感覚は。
日本映画産業による原作レイプが止まらない!
「サニー」の次はここに手を出すか!と愕然とした。
海外映画原作の邦(日→他文化変換でも)画化は、余程腕のある脚本家による換骨奪胎が必要なのに、それが出来る輩が今の邦画界にはいないし、それに疑問を持つ監督もいないってことを恥晒すだけなのに。
映画の予告だけじゃ、、、
台湾版は未視聴です。
タイトルや予告ではシリアスなイメージがありますが、本編では平凡な日常の中にあるシュールな笑いがあり、予告だけじゃ想像のつかない笑えるシーンが多々あります。
完成披露試写会でのキャスト陣の仲のいい感じがそのまま映画に表れてて、とても愛情こもった作品だと感じました。
あの頃君を追いかけたかった
自分の精神年齢が低いからなのか、結末があまりに自分には残酷に感じて余韻2日目です。二日酔いんです。最初の1時間は、早瀬真愛ではなく齋藤飛鳥だったのですが、中盤から気づいたら僕の頭で革命が起きていました。楽しかったです。
期待を込めて、でもやっぱり
公開されるにあたり、複雑な心境です。
なぜか。それは台湾のオリジナル作品が
本当に良かったから。
あの世界観、ディテールを壊されたくない、
それが本音です。焼き直しだけなんだったら
つくる必要は無い。それほど素晴らしい
作品なんです。
まぁ、半分期待を込めて。でも、やっぱり
心配な心持ちです。
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