SUNNY 強い気持ち・強い愛のレビュー・感想・評価
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今年の邦画で現時点では最高
まず広瀬すずが最高。キョドった演技からコテコテのコメディ的な動きまで完璧。引き出しの多さと天真爛漫さにおどろき。
全体的に演技とキャラクターに説得力があった。特に大人パート。板谷さんの角が取れた落ち着き。小池栄子はやはり芸達者。篠原涼子さんのソフトな感じ。ともさかさんのやさぐれ方。渡辺直美の安定感。若かりしころはみんなコギャルだからあんまり違わないけど歳を重ねた後のキャラクターがみんな別々で、それぞれの人生を歩んできたんだな、と。
地方出身の私には当時ニュースや雑誌でしかコギャルの生態を直接目にすることがなかったのだけど、都会の女子高生ってあんなにパワフルだったのか、、、。
ルーズソックス、いつのまにかすたれたけど、またリバイバルあってもいいんじゃないかな、いまみても味があってオシャレだと思う。
個人的には話から少し逸れたワタルのくだりが好き。
当時好きだった人がいまどうしてるか調べちゃって見にいっちゃう気持ち分かるなーと思った。実らなかった学生時代の恋の思い出ってステキだなと。うまくいって結婚なんかしちゃったらステキな思い出になんかなってないもんね。海岸線を歩く篠原さんの表情もステキだった。篠原広瀬の2Sはないほうがよかったかなと思ったけど。
平成もあとわずか。安室ちゃんも間も無く引退。今の働き盛り、30〜40代が中高生だった90年代は音楽業界も最高の売り上げとヒット曲数を誇った時代。
今だからこそリメイクする意味があったと思わされる作品。見事です。
平成最後の夏にぴったりの作品
あまり期待せず見に行きましたが、
とても面白くて良かったです!
私自身、20代前半なので、
この作品の世代ドンピシャ!という訳では
ありませんが、小さい頃に家でも車でも
よくMDで小室さんの曲を聴いていたので
昔の曲は知っていて大好きです。(両親の影響です)
劇中の楽曲も大好きでしたし、
物語自体も、笑いあり涙ありで
大人サニーも高校生サニーも可愛かったです。
個人的には、すずちゃん(奈美)が
面白くて可愛くてすごく好きでした。
高校生サニーと大人サニーが似ていて
どのキャラクターも素晴らしかったです。
30代40代の方はもちろんですが、
若い年代にも刺さる作品だと思います。
安室奈美恵さん世代には
青春の懐かしさと温かさ、、、
90年代ミュージックシーン映画
やっぱ広瀬すず
とにかく懐かしい!
やっぱりいいよね!オザケンに安室ちゃんは
原典に謝れ。 なんで「サニー」がタイトルなのか。 今の日本映画界と...
原典に謝れ。
なんで「サニー」がタイトルなのか。
今の日本映画界と、観客のアウストラロピテクス化を象徴したチン作。
売れれば良い、のも悪では無いが。
酷過ぎる。
映画を楽しむという行為は、「その国の文化・歴史に近づく」という事だと思って作品に接している。
だからこそこの陳腐な日本カバー作には、苦言を。
安直な焼き直しは「怪しい彼女」で懲りて欲しかった。
陽だまりの仲間たち
2011年の韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』を日本でリメイク。
実はオリジナルを見た時から、日本でリメイクしたら誰がいいかなぁ…なんて想像したりして見てたので、ある意味待望の日本版リメイク。
話はほぼオリジナルを踏襲。
平凡で不自由無いが、空虚な日々を送る主婦・奈美。
ある日、母親の見舞いで訪れた病院で、高校時代の親友・芹香と再会。彼女は末期癌で、余命僅かだった。
芹香の願いで、奈美はかつて仲良しだった“SUNNY”の親友たちを探し始める。
大人になった今、皆それぞれ、問題や悩みを抱えていて…。
友情、笑顔、青春。
楽しく、笑えて、温かく、爽やかな感動…。
オリジナルは本当に良かった。今も大好き。
この日本版リメイクも、その魅力は全く損なわれていない。リメイクとしても上々。
さすがにオリジナルの方に愛着あるが、日本版リメイクの本作にも本作ならではの魅力がある。
懐かしのTHE90年代!
茶髪&ミニスカ&ルーズソックスのコギャル、プリクラ、TKサウンド…。
“あの時代”にスッとタイムスリップ。
自分も“あの時代”に青春時代を送り、肌で感じていたので、ドンピシャ!
自分の高校時代にも、あんなケバケバコギャル、居たね~。ホント、あんなだった(笑)
音楽は昔からそんなに聴いてた方じゃないが、それでもこの90年代の名曲ヒット曲の数々には胸躍った!
この選曲には、音楽ファンならチョー堪らないだろう。
中でもやはり、小室&安室。自分も初めて買ったCDは安室ちゃんだった。
本作の音楽担当は、小室。
そして奇しくも今年、安室ちゃん引退。
感慨深く、聴き浸ってしまった。
これら90年カルチャーに負けないほど揃い咲いた女優たち。
現代パートは、篠原涼子、板谷由夏、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美…。
過去パートは、広瀬すず、池田エライザ、山本舞香、富田望生…。
綺麗所、可愛い所、好みの女優がいっぱいで、目の保養。
現代パートの女優たちの中には、90年代からの馴染みも。今や人気女優の篠原はバラエティーで体を張ってたし、ともさかは『金田一少年の事件簿』などで見ててアイドルだった。
過去パートの女優たちは、まだ赤ちゃんか生まれてもいなかった!
何か、不思議な感じだなぁ…。
それぞれのパートの女優たちが“共演”するシーンが、実はある!
音楽に乗せて、踊って、最高にウキウキウキウキ!
他キャストでは、三浦“キムタク”春馬はちょっとアレだけど、胡散臭いけど腕はいいリリー・フランキー探偵はナイス役回り。
コギャルや音楽面以外でも、ポスターや看板や街並みとか、よくぞ再現した!
個人的に、「伊東家の食卓」って台詞が出てきた時、思わずニンマリ。
このサブカル描写は、大根仁監督だからこそ。
ここの所不発続いたが、本作は久々にヒットするのでは?
90年代は大事件続いたけど、それにしてもあの時代のコギャルは良くも悪くもそれらに屈しないパワーがあった。
今の女子高生の友達と言ったら、スマホだけ。
ブッ飛んでて、バカみたいに大笑いして、本当にコギャルが時代を動かしていたと言っても過言ではない。
今思うと、何だったんだ、アレは? 当事者たちは、何バカやってたんだろう?
でも、決してそれは、悪い事でも恥でもないと思う。
時代なんてコロコロ変わり、色んな顔がある。
それぞれの時代、どれもが、その時代彩った顔、いい思い出、懐かしい思い出。
でも…
あんなに仲良しだったのに…。
あんなにいつも一緒だったのに…。
今はもうほとんど接点もナシ。
仕方ない事かもしれない。
皆、大人になる。それぞれの道を歩む。
今も高校時代からの友達の人たちは多いかもしれないけど、いつまでも一緒には居られない人たちも多い。
“SUNNY”の場合、ある事件がきっかけで…。
高校時代、全てがノーテンキではなく、悲しい事、辛い事はあった。
でもそれらも含め、欠けがえのない仲間たちが居たからこそ、全てが楽しかった。
今また、再会する。あの頃が蘇る。
時々、今の現実に引き戻される。
板谷演じる芹香の苦しい闘病。
ともさか演じる心のどん底の生活。
一人じゃとっくに心が折れていただろう。
でも、また仲間と出会って…。
支えられる。心強くなれる。やり直せる。勇気を貰える。
再会は、あの頃は良かったとか、懐かしいとか、戻りたいとかじゃない。
一度はバラバラになったけど、友情は、昔も今も、全く変わっていなかった。
皆、また一緒に笑おうよ。
あの頃と変わらず、バカみたいに。
ね、陽だまりの仲間たち。
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