劇場公開日 2018年8月31日

「原作と比較して」SUNNY 強い気持ち・強い愛 つくしさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0原作と比較して

2018年9月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

原作に感動したので、リメイクを楽しみにしていて初日に行って来ました
原作のストーリーは基本的には変わらず、とても上手に日本の90年代に転換していました
原作は名作映画という感じでしたが、こちらは全体的にPopな印象

原作と比較して残念な点

①映画のタイトルになっているグループ名がサニーと決まる過程が、日本版は簡単過ぎ。
それに原作は決め方に時代を感じたんだけど。
別にサニーでなくても良かったんじゃない?…ってツッコミたくなるレベル

また集まろうと誓い合う場面も割愛されていた

それになんと言っても原作のラストで流れるあの曲あってのsunnyだと思うんですが

②渉がなみにヘッドフォンをかけるシーン。
あれは 80年代に大ヒットしたフランス映画ラブームの名シーンから来ているんですが日本版は曲は違うし、良さが半減 。 (原作舞台は80年代。私も80年代の人間です)

ただ90年代に高校生だった人達は ラブームなんて知らないし、こちらはj-popがテーマだからこれはこれで上手く置き変えていたとも言えます

③キャスティング
これは原作との比較ではないんですが、
真木よう子あっての山本舞香だった。
原作は板谷由夏っぽかったけど、山本舞香芹香からは真木よう子芹香の方が良かった

原作を知らず大根作品として初めて見たら もっと楽しめたかなー

つくし
カミツレさんのコメント
2018年9月7日

つくしさん、はじめまして。
オリジナル版『サニー』への深い思い入れを感じるコメントをお見かけして、
つくしさんのレビューはまだかと、ひそかに心待ちにしておりました。

➀グループ名の“SUNNY”について
どなたかがレビューで書いておられるのを見て初めて気が付いたのですが、
一応“SUNNY”は、メンバーの「芹香・心・梅・奈美、奈々、裕子」の頭文字を取ったものになっているようです。
ただ、本編ではそのことに一切ふれていないのが惜しいなと思います。
グループ名を思い付く「心」のセリフを少し足すだけでも良くなったと思うのですが。

➁の渉が奈美にヘッドフォンをかけるシーンについては、
オリジナル版でこの場面を観た時に感じた、「一瞬、時が止まる感じ」を再現できていたと思うので、私は結構好きです。

私は日本版『SUNNY』に対してかなり肯定的ですが、オリジナル版の方が全体的に優れていると感じるのはつくしさんと同意見です。
今回の『SUNNY』の公開をきっかけに、もっと多くの方にオリジナル版『サニー』を観てもらいたいと強く願っています。

いきなりの長文コメント、失礼いたしました。

カミツレ