「そしてひとりの人間へ」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ しんばさんの映画レビュー(感想・評価)
そしてひとりの人間へ
なぜこんなにもスパイ映画でこころを動かされるのか
二度見ても陳腐な言葉でしか説明できないことを歯痒く思いつつ、言葉にするなら
ボンドの戦う姿が今までと違うからだと
ある瞬間から、表情がガラリと変わり
ジェームズ・ボンドというアイコンからひとりの人間になるさまが
心を打ちます
同時にマドレーヌの変容もあり
大切なものを見つけ築いていくってこういうことなんだと
人生の大事な部分を見せられた気持ちです
私はスパイ映画を見て何を言ってるんだ?
となりつつも
光に包まれたマドレーヌたちを見送る、ボンドの姿が頭から離れないのです
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