「現代のボンドを演じきったダニエル・クレイグ」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ waisighさんの映画レビュー(感想・評価)
現代のボンドを演じきったダニエル・クレイグ
ボンドは現役を退き穏やかな生活を満喫していた。しかし、CIA出身の旧友フェリックス・ライターが助けを求めてきたことで平穏な生活は突如終わってしまう。 誘拐された科学者を救出するという任務は、想像以上に危険なもので、やがて、それは脅威をもたらす最新の技術を保有する黒幕を追うことになる、というストーリー。
ダニエル・クレイグの演じる最後のボンドとなったが、見事にそれを表現しきったように思う。
ラストについては賛否あるようだが、悩み、傷つき戦うボンドにふさわしい最後であったと感じた。
アクション、台詞回し、音楽が一体となって非常にかっこいい映像に仕上がっていた。時間の長さを感じないほどだった。
特にアクションはどれだけ続いても全く退屈にならない。
ボンドガールも素晴らしい。レア・セドゥの憂いを帯びた表情も、アナ・デ・アルマスのキレキレな動きも女性としてのかっこよさを体現していた。
ストーリーについては前作までの知識がないと、やや混乱する可能性がある。特にヴェスパーやブロフェルドについて。サフィンもそこまで筋に絡んでる訳でもないのにラスボス扱いされるので、折角の最後の敵にふさわしいのか?となってしまうかも。
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