劇場公開日 2023年11月17日

  • 予告編を見る

「ハリウッドあるあるのチグハグなシナリオだがアクションはよし」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ Ko Fuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ハリウッドあるあるのチグハグなシナリオだがアクションはよし

2021年10月15日
Androidアプリから投稿

今作もハリウッドのお決まりになりつつある脚本のドタバタがあった作品で、なんともチグハグな内容となっている。しかもチグハグなところを取り繕うことなく、そのままに繋げているから余計にごっちゃになってしまっていて、違和感を飛び越してそういうもんだという気がしてくるから不思議だ。
とはいえアクションはよくできていて見飽きる感じはなかった。007らしいスマートさよりも血なまぐさい格闘が目立つのはこのシリーズの特色で、それが失われてはいなかった。
最後ということで、なんとなく予想していたラストだけど、終わってみると寂しいもの。時代的に007のような男性主体の映画は売れにくいかもしれないが、最後までボンドを主眼においており製作がわの花を持たせたい気持ちは伝わってきた。

Ko Fu