「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ エバさんの映画レビュー(感想・評価)
007 ノー・タイム・トゥ・ダイ
タブーを犯しましたね、キャリーフクナガさん。
ダニエルクレイグはボンド役として不動の地位を確立し、とてもかっこよかったと思います。アクションシーンも劣らず、そして007シリーズならではのカーアクションも素敵でした。(撮影用とわかっていても貴重なDB5がボロボロになるのは心苦しかったですが)
しかし、ボンドに家族を持たせるのは良くなかったのでは?
諜報員として生きるには家族は弱点になると考えます。諜報員の家族愛なんてタブーだと思います。ヴェスパーのように愛する人を失って、心の中では想い続けている、ぐらいがピッタリです。
今回の悪役のサフィンがポッと出だなと感じました。スペクターの役員もすぐ死んじゃうし。
それと題名がよく分からなかったのはわたしだけですか?「死んでる暇なんかない」いや死んだやん!!!
No Time To Die ではなく、It's Time To Dieでしたよね?
それでも最後のクレイグボンド、ビジュアルは完璧でしたよ。Once James Bond, always James Bond.And forever James Bond.
家族については、監督の意向というより、今回は制作にも加わっているダニエル・クレイグの希望が強く働いたせいだと私は思いましたけど。殉職を思わせる終わり方とも合わせて、です。ここ5作品の主演でありこの映画では制作陣にも名前を連ねたダニエル・クレイグに、新規に抜擢された監督はその希望に逆らえなかった、従っただけではないかと。その範囲での監督をしたんだと思います。