「クレイグ・ボンドの集大成」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ 田中孝治さんの映画レビュー(感想・評価)
クレイグ・ボンドの集大成
今回でダニエル・クレイグのボンドは見納め。
ひとつのシリーズとしても本作で完結。
冒頭から007らしくアクションシーンが景観も見事な場所で繰り広げられる。
元々、クレイグ・ボンドシリーズはちょっと人間臭い華やかさよりはモノトーンな感じが全体を覆っている。
ダニエル・クレイグはアクションも演技も円熟の極み。レア・セドゥは落ち着いた女性の艶やかさもある。アナ・デ・アルマスが唯一見た目通りの華やかさと派手なアクションでアクセントになっている。
2時間30分以上の時間を感じさせない。
ただ、レミ・マレックの悪役に余り怖さを感じなかった。もう少し比重を置いた方がよかった。
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