「ダニエルの最後のボンド」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ ソニー・クロケットさんの映画レビュー(感想・評価)
ダニエルの最後のボンド
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ダニエル・クレイグが決まった当初は金髪のボンドはあり得ない、イギリス人よりロシア人スパイみたいだ等の批判が多かったがカジノロワイヤルが公開されたらそんな批判は何処に吹っ飛んだ。射撃スタイルや格闘技スタイルもリアリティがあり現代のエージェントに相応しいボンドを見事に演じきった。シリーズ25作目と言うこともあり随所に散りばめられた過去の作品へのオマージュや日本テイストな演出も良かった。
とは言えエージェントも仕事を離れれば家庭や愛に苦悩したりする人間性も描かれており1番人間味が出ている作品であえて監督はそれまで描かれなかったタブーを上手くまとめたと思う。
ラストの終わり方は賛否両論あると思うがタイトルを考察してみると『まだ死ぬ時では無い』のは見終えた人が思う感情がそのままタイトルになったようである。
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