「ありがとうダニエル」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ トライ&エラーさんの映画レビュー(感想・評価)
ありがとうダニエル
ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンドを初めて見た時、今までの007との違いに驚きを感じたのが数年前かな?と思っていたら15年も経っていたのですね。
今回は上映時間が長い為、かなり気合を入れて映画館に向かいました。
しかし、序盤から一気にトップスピードに入ってきて、そのままのペースで進むので、時間の長さは感じませんでした。
ストーリーは少々強引な面が散見されますが、過去作へのリスペクトも織り交ぜ、中盤にコミカルな演出も織り込み、ボンドの一挙一動にまで「らしさ」を追求する演出は素晴らしいの一言でした。
007で使用する車両も、武器も、そして登場人物も本当に洗練されていて、カッコよく美しい。
ただ、終盤がマーベル映画っぽくなってしまったのは残念です。
2時間半も007を見てきて「最後にこれはマーベルかよ」って感じで終わってしまったのはちょっとだけ残念でした。
時代も変わり、作品を取り巻く環境が変わってきたことを実感させられる本作ですが、今までの流れを通しつつ変わっていく007は今後も名作であり続ける事でしょう。
でも、最後の一言は違うと思うよ〜。
戻って来るんじゃなくて、Rebornであって欲しいです。
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