「令和版:女王陛下の007」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ トビマルさんの映画レビュー(感想・評価)
令和版:女王陛下の007
ダニエルボンド最終作らしいですね、それであの終わり方と…。
タイトル通り、ダニエルボンドが好きじゃなくても「女王陛下の007」が好きなら楽しめます!
テーマはバイオテロと家族愛です…。
レギュラーメンバーがどんどん死んでいくあたりが「最終章だな…」って感じです、
ただ個人的な観点で☆-1なのは、ダニエル・クレイグ編の鉄則のようなものが最後までついに崩れなかったところですね、実を言うと崩れることを期待してました…。
ダニエル編の鉄則で必ずあるもの
・ドンパチ ・ジェームズ本気の恋
無いもの
・ハードボイルド ・ギャグシーン
こんなかんじで、ダニエルボンドがシリアス路線一直線で正直常に息苦しいのは5作通して同じでした…。
60~80年代のボンド映画は、それこそルパン三世のような「おちゃらけたおじさんがシブく決める!」って感じで、そんな雰囲気が好きだったのですが今作は言ってしまうとシリーズ中トップクラスに重く悲しいお話でした…。
ネタバレ
ラスボスを倒したボンドは道連れに感染させられてしまう、
家族に別れを告げ一人、燃え上がる島とともに運命をともにするのだった…。
そして、ボンドは生き返る…!?
総評
女王陛下の007との大きな違いは、死ぬのが奥方ではなくボンド自身という点ですね…、
「ダニエル編最終話」というよりかは「007完結回」って感じでした。
先程「ダニエル編は総じて好きじゃない」みたいなことを言ってしまいましたが、
結果、今作がダニエル編で2番目に好きになりました!(1位はカジノ・ロワイヤル)
俳優や世界観は違えど過去作を忘れない姿勢には感動しました。
最後に私個人の趣味として、好きな作品を3つほど…、
1位.女王陛下の007
2位.リビング・デイライツ
3位.ロシアより愛をこめて
長文失礼しました…「死ぬは今ではない!」