「放心。からのレビュー」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ 華奈さんの映画レビュー(感想・評価)
放心。からのレビュー
初日に午後半休取って観ました。
ダニエルボンドが大好きだっただけに放心状態。
何も殺さなくても。
スペクターのラストで、マドレーヌのために円満引退したままでもよかったのに。
最盛期のボンドなら何としても脱出するはずだ。
たとえ愛する妻と子供に触れられなくなったとしても、優秀な科学者たちが細菌兵器を無効化する技術を見つけてくれるはずだと信じて何としても生還する努力をする。
何がなんでも生還して、体内の毒も中和してもらって今度こそ平和な家庭を過ごす。そんなボンドを観たかった。
この作品ができたときはまさかコロナで世界がこんなことになるとは思ってなかったろうけど、だからこそ延期した。
延期する時間があったのならばせめて、ボンドを生還させて、人間はウィルスに負けないという希望の持てるストーリーに作り替えるだけの時間もあったはずだ。
話を戻そう。
あんな簡単に諦めるなんて、ボンドらしくない。
いったん引退したものの、殺し屋として生きてきた過去からは逃れられないと観念したのか?
最後の最後までひょっこり現れるのを期待していただけに。こんな終わり方は嫌だー。まだ納得できてない。
それに最後なのに敵があまりにも弱すぎる印象はありましたね。
あとは皆さんのおっしゃるように、ランボー怒りの脱出とか、アルマゲドンとか既視感たっぷりでしたね。
納得はできないけど、あと2、3回は観に行きます。
ロスすぎて。