「序盤から失速、街並みとアクションが凡庸。主題歌の気抜け感でアウト。畳で正座で土下座のボンドの姿と悪役があまり怖くないのと唐突なミサイルでトドメ刺された。残念。」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
序盤から失速、街並みとアクションが凡庸。主題歌の気抜け感でアウト。畳で正座で土下座のボンドの姿と悪役があまり怖くないのと唐突なミサイルでトドメ刺された。残念。
ダニエル・クレイグのボンドは荒唐無稽が比較的少なく、お気楽感が少なく人間臭いボンドで、過去4作新境地を開いていただから、星4つ。敬意を表して。
ただシリーズ最高傑作の「スカイフォール」と比して本作は残念①場面風景の切り替えの巧みさ②オープニングアクションのインパクト+導入歌の親和性③悪役の深さ、魅力④ロケーション場所、天候のわかりやすさ面白さ⑤物語の展開の面白さ の各点において本作は凡庸な作品だった。10月1日金曜日夜封切り日だが台風直撃でも会場は大盛況。それだけ期待値が大きすぎた分。拍子抜けで、長丁場で疲れてしまった人多いと思う。
しかし本作、終盤は予定調和ながら大作感あった。女の007の登場も斬新で良かった。しかし唐突に性急にミサイル打ち込む意味分からなかった。ガジェットもイマイチわけわからんで不発。
とにかく導入部から前半がいけない。だらだらしていて既視感もあり、完全に作品として生気を失っている。とにかくボンドが甘ったるいマドレーヌとの色恋にふけて、そのくせ、一騒動あると、直ぐに癇癪起こし、恋人にブチ切れ。普通のジジイじゃんか!
イタリアだかの古い街の、茶色の単調な色彩と凡庸なアクションで、導入部から暗雲がたれこめた。
なんかアクションにワクワク感がない。ロープ握って橋梁から飛び降りられてもなぁ・・・命綱がないからこそ007ボンドなんだよ。完全に映画前半から失速。
お約束の前半導入部の主題歌がこれまた抑揚がなく、気の抜けた生ぬるいビールみたいで最悪。その背景場面と相まってトドメ刺された。もうチコっとアップテンポにするとか工夫の余地はあっただろに、全く記憶に残らないヘンテコな素人が作曲したような歌。この音楽担当の頭の中身を疑う。
その後キューバに行ったり、ロンドンに戻ったり、日本だかロシア近くの生物兵器製造工場へ。若干引き締まるが、前半のもたつきは痛かった。それとDNAだか利用した生物兵器は近未来的なんだけども、イマイチ理屈がわからないのがこのシリーズの難点。
最後、悪の基地で、ボンドが、悪役サフィンと対峙! 何で❓畳敷きやねん。監督が日系アメリカ人らしいのはわかるが、シュールを通り越して滑稽。「ウルトラセブンvs メトロン星人」のちゃぶ台かよ!!おまけにボンド、正座で土下座するし。「何やねんコレ!」ってツッコミ入れたくなったよ。
悪役サフィンがオープニング登場から歳とっていないのはいいが、あんまり能面が意味をなさないのと、少女には寛容でイマイチ不気味さ怖さに欠ける。悪の大望と結びつかないし、何で最後ボンドと1対1のシンプルな池での喧嘩??他に部下手下いるだろし、何故に1対1の喧嘩?ショボいよなぁ。大軍引き連れて最新兵器でボンドは追い詰めないと・・・まあ毒薬がボンドにとどめ刺したけど。
新たな女007の登場は痛快で良かった。ただ、何故にミサイル??生物兵器壊滅のためか?それなら何もリミット7分だかで発射しなくとも敵を殲滅して脱出した後、周到にやらないとダメだろよ。
と以上細かいことは各人捉え方異なって当然だと思います。ただ、ダニエル・クレイグ最高傑作と個人的に思う「スカイフォール」と比較すると一目瞭然①最初のインパクト②背景の色合いの変化③物語の切り替えの巧みさ、起伏で飽きさせないワクワク感④悪役の魅力⑤話のわかりやすさ で本作は凡庸な駄作で疲れた。ちなみに10月1日金曜日コロナ解禁のせいか、台風直撃でも、夜の営業でも、観客いっぱい大盛況。席詰めるから、またコロナ感染着実に増える。封切りで待たされたのはわかりますが、自分の反省も含め、皆んな映画じゃなくて自宅戻ろうね。007はいつでも観れるよ。でもムビチケ買いすぎた。本作に関しては。
琥珀糖さん。ありがとうございました😊。エヴァ・グリーンは水中に沈むボンドのトラウマ的な愛する人ですかねぇ。次作の歴史に残るカーチェイス 慰めの報酬の伏線になりました。
避暑地の猫
テレビ📺 最後地下室に足の悪い小坂明お父さんが突如現れて【お前は逃げろ❗️ここは俺がやる❗️】愛人の高橋恵子母と手篭めにした、別層の主人平幹二朗 を身代わりで焼き尽くすシーンがトラウマ的な衝撃でした。美しい妖艶な橘ゆかり、幻想的な軽井沢の風景、老獪なケーシー高峰の刑事の醸し出す雰囲気。その後の主人公高橋良明の運命と合わせて 私の中の伝説です。
小説は宮本輝さん。リアルタイム、ドラマと並行で文庫購入して 完読読了しました。まさにドラマの世界と共鳴!その後宮本輝さんにハマりました、もっとも長編は避けて、星々の・・とかですけれども。かなりハマりました。孤独な心理描写が上手い❗️ ただ ドナウの・・以降は長すぎて 読む気も購入する気持ちも失せて、気持ちが離れました。宮本輝さん90年台後半以降は何を書いたのか存じ上げません。でも当時は学生で・・
共感とコメントありがとうございます😊
ダニエルさんのラスト、ということで皆さん甘めですね。
悪役が品がなくて小物でしたね。
男性は007のファンが圧倒的に多いですね。
古い007は、お遊びが多くて、そして色んなアイテム、ナイスバディのボンドガールとやはり最高の娯楽ですね。
満塁本塁打さんはこの作品より前の4作品より劣る・・・そうかもですね。
私は素人なので、エヴァ・グリーンの魔性のボンドガールが好みでした。
話しは変わりますが、「母性」のレビューで「避暑地の猫」に触れてらして、
あのドラマと宮本輝の小説にハマりました。
とても懐かしくて、お伝えしたかったです。
いつも有り難う御座います。
10月23日土曜日、ムビチケ消化のため、2度目のIMAX鑑賞。導入歌以降の、キューバの場面、CIAフィリックスとの洋上での悪戦苦闘場面、まるまる寝てしまいました。でも①導入歌のフヌケ脱力感②畳敷き正座のボンドの土下座の滑稽さ③悪役が全然怖く無い。④ミサイル発射タイミングの不適切さ。は変わりませんでした。能面に何の意味もない「なーんにも考えていない能面の使用」だけは再発見でした。「カジノ・ロワイヤル」「スペクター」より明らかに出来が悪い。5作中5位確定と思いました。
くーにー62さん。コメント、イイねありがとうございます😊😭あまりに本作礼賛が多すぎて、疑問でした。同感の方がいらっしゃってうれしいですね。後半はともかく当初のもたつき単調、歌が駄作すぎてコレが「慰めの報酬」「スカイフォール」と同じボンドかと??ガッカリしました。😮💨
ツッコミどころ満載なのは007ならでは、とはいえ酷い出来でした。最終話で墓穴を掘ったビッグタイトルの殿堂入りですね。スターウォーズしかり、マトリックスしかり。
コメントありがとうございます!
アナ・デ・アルマスが好きなのと、今作での活躍があれだけでは勿体ないな〜と、007なのでスピンオフはないだろうな〜と思いつつ勝手に書きましたw
いい役でしたよね!
すいません。最後と最初がiPadの表示不具合で、完全2重重複しております。それと何より【ネタバレ】ですね。ただ、rewrite 物凄くめんどくさいのでお許しください。🙇♂️🙇♂️🙇♂️それと再度鑑賞すると、感想もまた変わってくるのが007の良いところです。