「Blue Eyes」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Blue Eyes
007シリーズ劇場にて初鑑賞です。全シリーズ、特にダニエル・クレイグ版を見込んできました。ダニエル・クレイグのカッコ良さに1ヶ月くらい惚れ込んでいました。
今作は予告でも出ていましたが、アクションが素晴らしかったです。序盤の爆発を受け身で受けた後に一直線の道へ。そこから猛スピードで走ってくる車をくぼみに隠れてうまく避け、バイクと車に挟まれそうになったタイミングでロープをつたい、下の道へ逃げ込む圧倒的なアクションが最高です。Dolby Atomsで観たのもあり、ボンドの聴覚が共有できてとても良かったです。その後ボンドカーで撃ちまくったり、圧倒的ドライブテクニックにしびれました。
その後、007への復帰という名目で組織に帰還し、様々な登場人物も同時に描かれます。女性陣の足蹴りがとにかくカッコよかったです。もっとそこも観たかったなーというのもあります。
中盤のカーアクションも歪んだ地形を走り抜けていき、どう撮影してるんだい?と問い正したくなるような凄まじいシーンでした。ただ、このシーンの前後は少し弛んでしまったなという印象は拭えません。
ラスボスのサフィンの不気味さも最高です。施設の硬派な感じから、日本漂う畳や田園風景もいち日本人として嬉しかったです。ボンドの土下座が見れる日が来るなんて…
ラストのボンドの引き際もザ・クール、多くは語らず、爆発に巻き込まれる。哀しくもカッコいい、そんなラストでした。その後のシーンも長くなく、簡潔にボンド死後の世界を描くあたり、まとめ方が上手いなと思いました。
007シリーズの重みはずっとシリーズを追っている人には敵いませんが、とっても楽しく、とってもカッコいい、そんな作品でした。ダニエル・クレイグお疲れ様でした!今後の活躍にも期待大です!
鑑賞日 10/1
鑑賞時間 16:30〜19:30
座席 T-26