ナチス第三の男のレビュー・感想・評価
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思ったのと違う、、!
ハイドリヒ主役のお話だったが、後半はエンスラポイド作戦が主だったためあまり出てこなかった。
同じ作戦を描いた映画「ハイドリヒを撃て!」が良作すぎて、相対的に評価は低くなっちゃう。
ただ前半はハイドリヒがナチスになるまでと、暗殺後のナチス側の対応が描かれてて新鮮だった。
奥さんの方が強い、、!如何にしてナチスの野獣とまで言われてしまうまで残虐になってしまったのか。
でも前半ちょっと眠かったな。。
やっぱりハイドリヒ暗殺の物語の方が、映画としては盛り上がるし魅入る。報復としてリディツェ村が全滅させられてしまったのはWikipediaで見たが、実際に映像で見ると恐ろしすぎる、、。あんな感じで順番に処刑されたのか、、?
ラストでチェコ人の方々が教会の地下で水責めされてるシーンとか、誰も中がどうなっていたのか知らないしどんな会話をしたのかも知らない。だから映画によって差が出る部分だが、今作のラストも泣けた。
「ハイドリヒを撃て!」のほうの口コミで詳細は書いたが、実際に現場となった教会&地下は無料で観光客に解放されており見ることが出来る。別道を作ろうと穴を掘ったのも本当で、実際にホースを突っ込まれていた窓の右下には大きめの穴があった。
今作の評判はあまり良くないけどそこそこ見応えあったので、気になった方はぜひ!
邦題の割には
冒頭はジェーソン・クラーク演じるハイドリヒの半生を描く。婚約しているにも関わらず妻となるロザムンド・パイクと婚約したことから海軍将校を解任され、野心高き妻の影響でナチスに入党。妻にケツを叩かれる意外なハイドリヒだが、勤勉故に次第に頭角を表し、家庭をも顧みないほどになり、ヒトラー、純血国家に陶酔していく。悪役顔ジェーソン・クラークの冷徹ぶりが様になる。一方で、ハイドリヒを暗殺するチェコスロバキアのパラシュート部隊側の人間模様も中盤からラストまで描かれ、結局映画は彼らの死で終わる。タイトルからしてハイドリヒにもっと焦点を当ててほしかった。ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦はパラシュート部隊側の視点だったので、余計にそう感じた。しかしながら全体としては、戦争とはどちらが善悪ではなく、個人より大事なものが国家なのかと考えさせられる。あくまでも命令を受けて、殺し合いをする各兵隊たち、協力者たちの死より重いものはない。これはフィクションではなく、史実というのが虚しい。
空虚な人物
前半のトントン拍子に進むハイドリヒの出世物語に、彼の残虐性や周囲に認められた有能さが描かれず物足りなさも感じたが、もしかしたらそれこそがこの男の恐ろしさなのかもしれない。
彼からはヒトラーやゲッペルスら稀代の戦争犯罪者たちにみられる、(それが人間性を著しく欠くとしても)信念というものが感じられなかった。
妻になるリナに出会うまではナチス党やヒトラーにまるで関心が無かったし、思慮もなく上司の娘と関係を持ちそれが元で失脚する。自分の居場所を求めてはいるが、どこで己の野心を発現すればいいのかわからずに、刹那的に生きているようにも見えた。
ハイドリヒの残虐性がどこで発露したのかは描かれないが、それはこの男に生来備わっていたものがリナによって見いだされたにすぎず、そこに「解」を求めてもしようがないのかもしれない。
どういった感情であれ、何か熱情的なものが欠落しているようにみえ、相手をいたぶることに特別な快感を覚えている様子もない。冷徹に仕事を進めることで、みずからの虚無感を埋めるかのよう。
どんな悪人にも、その残虐性に秘められた強烈な劣等感や純粋なサディスティックさ、妬みやそねみ、誤った選民思想、殺したくなるほど憎らしいと思わせる一種の人間らしさが感じられるのだが、彼には全くそれがなかった。
冒頭のセックスシーンは不要かとも思われたが、レジスタンスの若者たちと対比して、ハイドリヒの性格を表しているのかもしれない。
しかしナチスを描いていながら、ヒトラーもユダヤ人も登場しない久しぶりのナチス映画だった。どんな組織であれ、強力な権力掌握は内部粛清から始まるのだなと、恐ろしく思う。
そしてもう一つ、自分の信念で人命が脅かされても、それを全うできるかということも考えさせられた。他人の死を必要な犠牲と片づけられない問題がそこにはあり、難しい。
戦争とはあまりにも惨い
久々のリアル戦争映画を観て つらくて気分が落ち込みました
戦争の残酷さ 恐ろしさを見事に描いています
しかしこれが戦争です。
マーベルコミックの映画や特撮ヒーローのように
窮地に陥った時にヒーローが現れて
めでたし めでたしではありません
しかし何故に人間はこんなにも残虐になれるのか
私も彼のもとで働いていたら同じことをしたのだろうか?
考えさせられます
観ていてこの話
前半後半が分かれていて
前半はハインドリヒがいかに恐ろしい人物になっていくかを描き
後半はハンドリヒを倒すべくレジスタンスの物語に
なっていて 観ていて この話は
ハインドリヒの話 それてもレジスタンスの話?
観ていて混乱してしまいました
ですので後半のハインドリヒを倒す彼らの方が
印象に残ってしまい ハインドリヒの方は
あまり心に残りませんでした
監督としてはどちらも描きたかったのでしょうが
どちらかに焦点をあてて 作品を深く作ったほうが
観ている側は良かったような気がしますが
2つの話を描きたかったのでしょうか?
「ハインドリヒを撃て」を観た人はこちらは良いと言っている人が
多いので観ようとは思いますが
やはりリアル戦争映画 観る勇気が出ません
タイトルがキャッチャーだから中高年で満席
邦題がかけ離れている。「鉄の心臓を持つ男」が直訳。少し邦題に意訳傾向があるので内容と邦題に大きな乖離がある。鑑賞後、私がつけるなら「単にヒムラーに上手く使われた男」となる。
期待外れ
「ハイドリヒを撃て」が面白かったので、逆の視点から描いてるであろうこの作品にも期待してた。
あのハイドリヒはどうやって産まれたのか?あの残虐非道のハイドリヒの人間性を描いた作品だろう、と思ったからだ。
ところがこの作品で描かれるハイドリヒは、ただキレやすい人、後はナチスの仕事にひたすら忠実なだけの人で、空っぽの人間にしか見えない。
しかも後半は「ハイドリヒを撃て」の、あまりにも早すぎるリメイクにしかなってない。
何故この作品を今作ろうと思ったのか、さっぱり理解出来なかった。
なぜ2つのストーリーを一本にしたのか 逆の目線を1つにするのは不思...
なぜ2つのストーリーを一本にしたのか 逆の目線を1つにするのは不思議 全編英語なのも 不思議と面白いものを面白くなくしている気がしてならない構成 尺足りないから伸ばしたようなイメージの映画 心に残るものは何もない つまらないとはまったく違う、ある意味で見たことのない映画。期待していた分残念。
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