ヴィクラムとヴェーダ
解説
2017年・第30回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門上映作品。
2017年製作/141分/インド
原題または英題:Vikram Vedha
スタッフ・キャスト
- 監督
- プシュカル
- ガーヤトリ
- 製作
- S・シャシカーント
- 製作総指揮
- ラーマチャンドラ・チャクラバルティ
- 脚本
- プシュカル
- ガーヤトリ
- 撮影
- P・S・ビノード
- 美術
- ビノート・ラージクマール
- 編集
- リチャード・ケビン・A
- 音楽
- サム・C・S
2017年・第30回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門上映作品。
2017年製作/141分/インド
原題または英題:Vikram Vedha
「目隠しされた馬」の警官ヴィクラムと、悪魔的狂言回しの麻薬犯ヴェーダが繰り広げる、重厚なクライムサスペンス。
「善悪の基準」に疑問が呈されているわけではない。
「善」は動かない。
しかし、「悪」はどうか?
実行者と、陰で操る首謀者は、どちらがより「悪」なのか。
麻薬犯を撃ち殺す警官に、「悪」はないのか。
完全な「悪」は、そもそも実在するのか。
「悪」にも様々な位相があり、グラデーションをなしているというのが、本作品のテーマだろう。
もちろん単純に、一連の伏線が最後にしっかり回収される、よく練られた脚本によるサスペンスとして楽しめる映画だと思う。
<インド大映画祭(@アップリンク渋谷)にて鑑賞>