ニューヨーク 最高の訳あり物件のレビュー・感想・評価
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『お金と成功が全ての国で子供を育てたくない。』って言葉が泣く。 ヨ...
『お金と成功が全ての国で子供を育てたくない。』って言葉が泣く。
ヨーロッパ系の人達の脱欧入米なのかなぁ?
勿論、言うまでもなく髭面のジイさんのどこが良いんだ。
それと、せっかくマンハッタンのロケするなら、わかりらすい所にしてもらいたかった。
ドイツにはマイスター制度と言う制度があったが、今はなくなったのか?なんでもかんでも、実力主義の時代になり、挙句の果てに機械が言う事まで素直になって聞かなければならないのか?!
ドイツなの~?
人間関係が複雑ですね💦
『愛してるから腹が立つの』
これ本当だわ(^_^;)
絵画の移動劇にウケた✨
エンディング曲、良かった🎵
そして暗いキッチンでかぶり付くスイーツがめちゃめちゃ美味しそうだった(*^^*)
別れた夫とカフェでデートは理想ですね😃
ただの皿よ、誰かが使ったお古でしょ
映画「ニューヨーク 最高の訳あり物件」
(マルガレーテ・フォン・トロッタ監督)から。
まずは「原題:Forget About Nick」が、どう解釈したら、
邦題「ニューヨーク 最高の訳あり物件」になったのか、
とても興味がある。(関係者しかわからないだろうけれど(笑))
2017年・第30回東京国際映画祭コンペティション部門上映作品
(映画祭上映時タイトル「さようなら、ニック」)
さて、今回の気になる一言は、文化芸術に関するメモから。
インテリアとして飾ってあった皿を、食事で使うシーン。
「これは芸術なの」とコレクションした女性が怒ると、
「ただの皿よ、誰かが使ったお古でしょ」と返した。
さらに「アートは役に立つ物というより商品だ」
「誰の言葉?」「ミッキーマウス・・」という会話が続き、
アートの定義の難しさが、コミカルに描かれていた。
さらに「文学では愛と復讐が二大テーマでしょ」と言いながら、
この作品の概要をサラッと伝えてくれた。(汗)
他にも「素晴らしい香水は交響曲のようだ。芸術作品と同じで、
香水には始まりがあり、中間があり、終わりがある」
「後妻なんて悪夢よ」「だめ、縁起が悪い。
『妻』と『夢』は同じ文章に入れないで」など、
さりげなく使われていた会話の中に、面白味が詰まっている。
私の映画鑑賞の仕方は、変わっているかもしれないが、
これも映画の楽しみ方の一つなんだよなぁ。
仰け反るでしょ?このオチ!
いっやー、最後の最後は仰け反り悶絶の後、苦笑い。Forget about Nick が原題だよ。参った。参りました。サバ折れるくらいに仰け反るマリアの気持ち、解る。
マリア役はバンディットのカーチャ・リーマンですよね。仰け反るくらい綺麗だった名残は、しっかりとあるもんで。娘のアントニアが語り部的な存在。自力で稼ぎに出た後は、しっかりとFuck USA!と言い残して帰るとことか大好き。
いずれにしても、一見大団円に見える大ラスも、マリアが、あんな条件にアグリーするとは思えず。おじいちゃん、可愛そうだから娘と孫には会わせてあげる、と言うところですかね。
許す許さないの物語ではなく、人生はどう生きるのか、生きたいのかで決まる、と言うドイツ映画の舞台はニューヨークのファッション業界。誰に見て欲しかった映画なのかを考えちゃいけない映画だった。
この一週間は頭の中をスイカに支配された俺。次は「仰け反る」。マリアの姿勢が相当ツボに入ってます。
微妙にツボをずらしている、惜しい女性向け映画
アニメーション仕立てのOPが、滅茶苦茶可愛い!インテリア、ファッション、料理、ビジュアル面はどれもがお洒落で、正に女性雑誌の典型のよう。
一人の男を挟んだ二人の女。文学の学位も持ちながら、キャリアを諦め家庭を守った前妻マリアと、モデルでデザイナーのキャリアウーマンジェイド。家庭的でナチュラル派のマリア、神経質でスタイリッシュなジェイド。正反対の二人。
そこに、子持ちながら若くて仕事への野心も捨てきれないマリアの娘、若く美しく奔放な元旦那の今カノもちょっぴり加えて、様々な年齢、生き方、嗜好、肩書きの女性の、求める幸せ、思うようにできないもどかしさ、社会的制約などを描いている。
似た立場にありながら、違う生き方を選んだ二人の女性の、互いへの羨望と反感、プライドと劣等感、女としての悩みと共感などは、多くの女性にとって、どこかしら思い当たる所があるだろう。
明らかに女性向けに作られた作品。
であるのに、キャラクター達の心情や動機、行動に、女性から見て微妙に共感しきれない部分がある。
元旦那・ニックへの感情はとうに割り切れたように思えるマリアが、家の所有権に頑なに拘る理由も明確に語られないし、全身勝手でく魅力の感じられないニックへの愛を引きずるジェイドの気持ちも不可解。マリアの娘の、仕事の達成感と子育ての間での葛藤も今一つはっきりしない。
で、結局どういう事???と、納得いかない気持ちのまま、不消化に終わってしまった。
いっそ、元旦那はとっとと切り捨てて、女の幸せの形は色々あるわよ!と、各々に逞しく生きていくか、旦那の、ダメ親父ながら憎めず愛すべき部分を、しっかり強調してくれていれば良かったかも。
昔、秋里和国の『THE B.B.B.』という少女漫画がありまして。三角関係で互いに切り捨てられない男女(男・男・女/ゲイ関係も有り)が、三人で重婚、子供を持って家族として生活していくという、この映画にも通じるような結末で…。
当時中高生だった私には、こんなのアリ!?と大変衝撃的だったのだが、大人になった今となっては、所詮結婚とは他人同士の共同生活。愛情、同情、友情、金銭、理由はどうあれ、他人から見てどんなに奇異であれ、本人達が納得してそれで幸せを得られるなら、したいようにしてもいいんじゃないかな…と思える訳だが。
そういう形に着地させるなら、マリアとジェイドの同士意識、ジェイドの子や孫への愛情だけでなく、ジェイドが諦めきれないだけのニックの魅力や、愛情は既になくても良好に見えるニックとマリアの関係まで、きちんと納得できるように描き込んで欲しかった。
それが最善と思えるなら、私はアリな結末だと思う。
因みに男性に関しては、元旦那のダメ親父っぷりが際立つばかりで、完全にストーリーからおいてけぼりなので、男性が見て面白いのかは、更に謎…。
女の価値
オンライン試写会にて、
訳ありだと女の価値が上がるかどうかはその人自身だと思う。
やる気系女子が家庭的女子の旦那をとり、幸せに暮らしていたのに若くて綺麗な肉食系女子に旦那をとられて大憤慨 !(←目くそ鼻くその戦いに 苦笑)
クソ旦那も肉食系女子のクセの強さに根を上げて何事も無かった様に笑顔で再登場!!(←女を馬鹿にしすぎと鼻で笑う)
旦那さん 金持ちじゃなかったらボコりますね(笑)
この映画のジャンルは.......?
この映画監督 Margarethe von Trottaは、世界的男女同権主義の映画製作者として知られているのだが.....。
そんな前ぶりをしようとは考えていなかったのだが、はっきり言って何故、ドイツ人監督が、ニューヨークのファッション業界を描いて、それにドイツ出身の女優さんやノルウェー出身の女優さんを使うのかわからないでいると、設定地がニューヨークだと、しばらくしてから気が付いた。
正直に言って、たぶん辛らつだと思うけれど、この監督、以前にコメディを撮ったことがあるのか? たぶんないと思うが、原題の「Forget About Nick」からニックを声だけの出演にして、本人は最後まで出てこない、女性の心を逆なでするような謎めいた演出をするのかと思えば、途中でいきなりの登場。
比べること自体、酷なことだと思うが、オスカー女優が出演しているファッション関係のコメディ「プラダを着た悪魔(2003)」、16年前の映画なのにその洗練されたファッションセンスは見ているものを引き付けていたし、ディザイナーへのあこがれの印象の残る映画に仕上がっていたのだが、はっきり言って、この映画は、衣装だけでなく会話自体も泥臭い。しかもファッションショーの部分は大ラスに申し訳ない程度に出てくるし、彼女、映画の中で白の服は、死体が着る服のようにコケにしていたのに後半になって、自分自身が全身真っ白の服を着るという矛盾も出てくる。これは確信犯の演出か?
ただ言えるのは、ファッション関係のアシスタンドは、どこでも上司に気を使わなければならない立場なのか?
そんなこととは別に、青みがかった映像のせいかニューヨークがあたかもヨーロッパで撮影されたような良い雰囲気作りもなされていたのを付け加えたい。
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