「いらない演出が多過ぎる」モリのいる場所 shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
いらない演出が多過ぎる
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植物、昆虫、鳥、トカゲと言った身の回りにいる生物のその確固たる何かを掴もうと日々飽くなきまで、その対象を見詰める熊谷守一の命の発露が上手く描けていたと思う反面、ドリフだとか三上博史の宇宙人は全く意味がないどころか弊害になっていて、この作品を貶めしてしまった。山崎努の素晴らしい演技が台無しである。何かしらギャグのようなものを入れたくて演出をしているのだろうが、幼稚な上にセンスが無いから今後はやめた方がいい。全体的に中途半端な出来。熊谷守一という稀有な画家なのだから、もっと描きようがあるはず。返す返す残念な映画だ。
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