「有言実行」アメリカン・アサシン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
有言実行
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テロ殲滅にあたる若きCIAエージェント、ミッチ・ラップ(ディラン・オブライエン)の猛特訓と活躍を描いたアクション大作。鬼教官役はJ・K・シモンズならぬマイケル・キートン。部下に厳しいだけかと思ったら拷問にも屈しないところは流石鬼教官、有言実行。
原作ではラップは表向きはビジネスマンの二足のわらじ、恋人はビーチテロでなく実際にあったパンナム航空103便爆破事件で死んでる設定なので映画はかなり脚色しているようです。
ロシアから盗まれたプルトニウムで核爆弾製造を目論むイラン軍部と思わせて真の敵役はゴーストと呼ばれる元CIA、この辺は「007 スカイフォール(2012)」の敵役ラウル・シルヴァと動機が似通っていますね。CIAの対テログループのボスも女性アイリーン・ケネディ (サナ・レイサン)でM(ジュディ・デンチ)と似ています。この辺は本家へのくすぐりかもしれませんね。
敵役の情婦の半裸ショットなどあったのでイランの女スパイが絡んでボンドガール調かと思ったら濡れ場も無く壮絶な最期とは意外な展開、割と硬派な所は痺れました。
核テロで実際に爆発するのは「トゥルーライズ(1994)」と「トータル・フィアーズ(2002)」くらいでしたが本作もやりましたね、大津波に翻弄される第6艦隊のシーンは迫力十分、最後の思わせぶりは続編へのひっかけでしょうがテロ憎しのラップならやりかねないと思わず唸りました。
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