劇場公開日 2018年6月29日

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「テーマは重厚だけれども・・・。ストーリ-は単純明快なスパイアクション!!」アメリカン・アサシン 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5テーマは重厚だけれども・・・。ストーリ-は単純明快なスパイアクション!!

2018年7月4日
PCから投稿

悲しい

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:重厚な物語の世界観の下、緊迫した中でのアクションが満載なので、観ていて思わずハラハラしてしまう。
否:展開は非常にご都合主義的で、意外性もなく単純。グロシーンも結構あり。

 目の前で恋人を殺された悲劇の主人公がCIAとなり、核爆弾を悪用しようとするテロリストに立ち向かうという、それだけ聞くとかなり重くて仰々しいテーマの作品ですが、ストーリーは良くも悪くも想像以上にシンプルです。スパイ映画ならではの意表を突く展開もなく、あくまでもアクション映画の王道を地で行くような物語なので、意外性はないですが重厚感は非常にあります。
 その分悪く言ってしまうと、どうしても単調でご都合主義な感が強くなってしまいます。ラストも意外と呆気ないというか、
「えっ、そういう感じ!?」
という印象が拭えません(笑)。
 とはいえ、お話そのものはハラハラ感が満載なので、アクション映画好きな方は観ておいて損はなさそうです。

映画コーディネーター・門倉カド