「新しいアクションヒーロー登場」アメリカン・アサシン 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
新しいアクションヒーロー登場
ビル・クリントンやジョージ・W・ブッシュといった歴代アメリカ大統領も読んだと言うベストセラー小説の映画化。
こう言ってしまうと陳腐ですが、“アメリカの新しいヒーロー誕生!”と言う感じですね。こういったエスピオナージテイストのアクションものと言えば、ジャック・ライアンシリーズや、ジェイソン・ボーンシリーズとかがありますが、アクションの激しさからいえばジェイソン・ボーンに近いテイスト。命令を一顧だにしないという点も、それに近いところがあります。そしてなんといっても、リアリティがありますね。特に核爆弾は、実際のものがどの程度になるのかと言う事を詳細に検討した大きさなのだそうです。あの程度の大きさで、あの程度の爆発力ですか。
ちょっと違和感があったのは、マイケル・キートンの役どころ。彼には“SEALs出身”の筋肉もりもりマッチョマンを感じさせるところがあんまりないんですけどねぇ。
他方、ディラン・オブライエンは、恋人を目の前で失った悲しさを漂わせる男を上手く演じています。それによって、人が変わってしまったと言う所もね。アクションも、中々上手いです。
興味深かったのは、デヴィッド・スーシェ。すいません、ポワロにしか見えません(嘘)
いやぁ、細かい事を言えば、色々と突っ込むところはありますが、全体としては、中々良いアクション作品だと思います。シリーズ化されるといいですね。
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