シェイプ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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合いませんでした。
アカデミー賞ノミネートには3つがあると個人的には思っている。 一昨年のバードマンのように芸術性が飛び抜けて素晴らしく話題を集めるもの。 スターウォーズのように芸術性はそこまでないが興行収入的に素晴らしく話題を集めるもの。 その両方を兼ね備えるもの。 結果的に、自分の中では最初のタイプとなり 3年前の博士と彼女のセオリーのような、愛の叙情詩的な作品が苦手な自分には全く自分の好みに合わない作品になってしまいました。 但し、この作品は男女によって好みがかなり割れると思う。芸術性に富んだ愛の賛歌とみるか、リアリティの無い60年代のただの愛の寓話とみるか、感じかたは人それぞれで。 R15+ということで多少は覚悟していましたが、性描写・残虐描写そこそこあります。鑑賞の際はご注意を。
素敵な話
デル・トロ作品ファンならこういうクリーチャーの美しさがわかるのだろうか。徐々に慣れてきてだんだん良さがわかってくるものの、初対面は目を覆いたくなる気持ち悪さ。
それでもこれが良い映画だと思うのは、特撮や美術の懲りようだけではなく、ストーリーに複数のメッセージがあること。決してソビエトの擁護はしてないのだが、図らずも主人公とソビエトのスパイが協力するところなんか面白い。1961年当時の同性愛者もついでに描いてしまっている。
これまでデル・トロ監督は凝った美術、特撮・怪獣、ダークファンタジー、ってイメージだったが、この作品はキャリア最高峰・集大成ではないかな。
そういえばサリー・ホーキンス、パディントン2でもテムズ川を潜っていたなー。
世界観はすっかり深海
ただ、期待はずれ グロすぎ。 愛は=セックスなのか? ちょっとわからない。 彼女の表情がグングン自信に表れ、輝く、 手話が効果的。 だからしゃべれないの? と言うことは、運命なの?出逢いが。
ボカシ要らない
本当、演技も脚本も音楽も演出も素晴らしい!。
イザベラのブスなんだけど、なんか、可愛いと言う意見に納得した(笑)。そして、露出度が高い作品であるが、ボカシは制作スタッフの努力を踏みにじり、オーディエンスをバカにしてるのか?。映倫は変わるべきだと思う。
異彩の中の異彩
ノミネート作品の中でも極めて異彩を放っているこの作品。米ソの冷戦時代を背景に、女と人魚が心を通わせるラブストーリー。 映画を観て、これは芸術だ、と強く感じたのはなんとも久しぶりの感覚だ。よって評価することさえもエポケーしたくなる、不思議な感覚に陥ってしまう。 話自体も、理性的に見ればありえない箇所だらけなのだが、かえってそのスキが、芸術性を高めている。またグロテスクなシーンと水中に舞う神秘的なシーンの対比も素晴らしく、この監督が根っからの芸術家であることがよく表れている。 この映画は相対評価ではなく、絶対評価で測られるべき作品である。
切ない
パンズラビリンスを鑑賞した後も思いましたけど主人公達の今後が幸せでありますように、辛いことがたくさんあったのでやっと幸せになってくれるといいなと切に思いました。
孤独さを感じてる時に鑑賞したらぐっとくるものがあるのではないでしょうか。
後で町山さんの記事で読んだのですが色々と問題もあってこの映画の制作費にかなり監督自身が出資してるそうで金獅子賞など数々の評価を得られて本当に報われて良かったなと思いました。
祝アカデミー作品・監督賞
主人公はもっと孤独な女性なのかと思っていたら、そうでもなく。
一緒に食事してテレビを見るお隣さんとは何でも話し合える仲だし。
職場ではいつも声をかけてくれる同僚がいるし。
彼女は本当にチャーミングな女性。
そして“彼”は、結構ステキ。
緑がかった青の色(ティール)、そして赤、と色の使い方も効果的。
際どいシーンがあるかと思うと、乙女チックなシーンもあったり。ミュージカル風の場面もあれば、スパイの活劇もあり。グロテスクかと思うと、ファンタスティックで。
これらの配分が絶妙だと感じました。
サリー・ホーキンスは、『パディントン』、『しあわせの絵の具』と、絶好調ですね。
そしてギレルモ・デル・トロ監督、アカデミー賞おめでとうございます。
この映画に出会えて、本当に良かった。
マイノリティとマジョリティの攻防、アメリカ映画にはよくある物語だけれど、そのよくある物語を、まるで劇場が水の中に浸ってしまっているかのような圧倒的な世界観と耽美で独創的なデザインによって崇高で特別なものにしてくれています。 映画を観終わったあと、長い詩を一編読み終わったかのような感動に襲われ、この物語が愛おしくなります。まっすぐに誰かを愛すことがこんなにも美しいのだと気付かされました。 わたしの中での生涯ベストファイブが見事に書き換わるまさに、名作でした!
見るんじゃあなかった・・・
人それぞれだと思うし英語圏で英語での理解だと
違うのかも知れないが・・・
私の感想は、
予告を見ると美しい純愛ストーリーのようだったのだが
いきなりなぜか時代設定がブラウン管テレビ時代の設定ではじまり
主人公と同居人の関係もあやふやだし、パイ屋のストーリーも意味不明
あれほどの国家機密に掃除婦が簡単に近づけるのもむりがあるし
必要の無いリアルなセックスシーンには気分が悪くなった。
エンディングも想像の範囲内だしなんなんだ!
これは成人指定のB級怪物映画だとおもう。
劇場予告編と印象変わる
劇場でこの映画の予告編を観るたびに、ラブロマンスのような、ファンタジーのような、ノスタルジーも感じながら、胸が締め付けられるような、もはや予告編だけ観て涙が出そうなくらい惹かれる映画でした。 早速公開初日に鑑賞。 だいぶ印象が違いました。そこは期待はずれ。 でも面白かった。 これってハリウッド映画? でもハリウッドっぽくない演出。昔でいうデリカテッセンのよう。 この映画、一言で言えば、主人公のイザベラを演じたサリー・ホーキンスさんの演技と魅力に溢れている映画。 それが全て。 それだけ。 でもそれで十分。
エログロが合えば…
高評価だったので観に行きましたが、すみません自分には合わず気持ち悪くなっちゃいました。かなり好みが分かれる作品かと。。 全体を通して暗い、ストーリーちょっと薄い?!(想像を掻き立てるといえばそうなのかも) ラストはスカッとしましたね〜
圧倒的世界観
レトロな感じでありながらSF的であり、さらにはメルヘンな雰囲気も感じた。その独特な世界観は見事であり圧倒された。奇抜な設定・ストーリーも、完全無欠の世界観に入り込むことによって、喜怒哀楽を刺激された。 映像の美しさや安定感といったものが、さらなる力強さを作り出して、しかも、奏でられる音楽もことごとく映像に不思議となじむもので、とにかく五感が刺激されるような感覚に陥った。 これほどまでのワールドを構築されると、ヘタなバーチャなど太刀打ちできないような気がする。久々に映画という映像体験をした思い。 卑猥で滑稽な描写がたくさん出てくるけど、最後の映像はまさに歴史的であったような気がする。まるでそれまでの流れはお終いのお膳立てのように思ってしまうほどに、印象的なシーンだった。 エログロで、それでいてチャーミング、恐ろしくてそれでいて笑えて、汚らしくそれでいて美しい…不思議な魅力に包まれた作品だった。
境界を越えてしまった
ブルーを基調とした世界がとても美しい。
恋をした時に赤が入ってくるのもいい。
個人的には、ラスト、人間界(とでも言えばいいのか)の境界を越えて、神の世界に行ってしまった結末に驚いた。
一瞬、「えっ、でもそれじゃあもう帰ってこられないのに…」と思ったが、彼女にとってはそれが幸福なのだ、と気づき、無意識に色々なことに囚われてしまっている自分自身に気付かされる。
愛は人を不自由にするかも知れないが、自由にもしてくれる、そんなことを感じさせてくれた一本。
※THE・ぼかし、みたいなぼかしがちょっと気になってしまった…
※指が千切れるようなシーンもあるので苦手な方はご注意。
マイケル シャノン
クリストファー ウォーケン、ルドガー ハウアー、マイケル ルーカー、そしてマイケル シャノン。見た目からして普通ではない彼がモンスターを怪演。スクリーンに映るだけで怖いw
冗談はさておき、全てのキャラクターが求めても手に入れられない「もの」の為に苦悩しまくるお話で切なくて泣けました。
ファンタジー内のリアリティの構築が素晴らしい。
*前日に見た「イカロス」2017 Netflix(2018 米アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミニー)を思わせるソ連(ロシア)とアメリカの終わらない対立を想起。
丁寧に描かれていて、ストーリーも解り易いが、中身はイマイチかな。
アカデミー賞ノミネートなど前評判が高く期待していた分、期待したほどではなかった。 イライザは可愛い女性だったが、半魚人が渡部豪太さんに見えてしまった。 途中あの不思議な治癒能力でイライザが話せるようになったのかと勘違いさせるような描写だけがチョットだけ気になったかな。 私にはスリー・ビルボードの方が数倍も良い出来と感じた。
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