シェイプ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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とても台詞数の少ない、終始エメラルドグリーンが美しいデルトロ節炸裂...
とても台詞数の少ない、終始エメラルドグリーンが美しいデルトロ節炸裂のファンタジー。とゆうかおとぎ話。
とても崇高な愛の形という印象をあの造形で、説明抜きで感じさせる匠の技に圧倒されました。
ラストシーン綺麗だったなぁ。
アカデミー賞4冠!!
見終わったらあったかい心持ち
アカデミー賞作品賞受賞おめでとう‼️
半魚人(!?)でアカデミー!このストーリーは!
アカデミーの最有力ということで見に行ったが、驚いた!
(で、これを書き加えていたら受賞・・・)
いわゆる「半魚人」(!?)でこのストーリーを作るとは恐れ入った。
展開の中に、全部網羅的要素を入れ込んだのに、全くおかしくはない。
縦線と横線が、うまく流れている。
水の中でしか感じないエクスタシー。首の傷。
体を流れる、無形の水。
言っちゃ悪いが、サリー・ホーキンスは決して美人とは言えない。しかし、だからこそ、何かに引っかかる雰囲気が、もどかしさが、自分に自信が持てない女性の雰囲気は、あまりにも上手に描き出されていた。
自分の心を打ち明けられるのは、これもまた周囲から見れば「異」なる者。
誰でもない者は、誰かでありたいと思う者、何某かのものであらねばと願う者の刃の力を、流麗にかわす。
水は形が定まらぬが故に力強い。
不思議な生き物(カテゴライズされない者)は、名付けを拒否した時に、初めて力を持つ。
昨年度のアカデミー。「ムーンライト」に「ラ・ラ・ランド」が加味されれば、「シェイプ・オブ・ウォーター」になるだろう。
だから、これを奇妙奇天烈とは言わず、ファンタジーと言うのだろう。
ゆで卵をたくさん食べよう♪
ギレルモ・デル・トロ監督って、面白い…と思う。「私は現実逃避的な物語は書かない」との事。
観る前の予想…とは違い、ファンタジーファンタジーしてはいなかった…(^_^;)主人公の生活は、孤独だけれど万事てきぱきとしている…。
ほかの登場人物はみなコミュニケーションの問題を抱えているが、声が出せない主人公のイザベラは大丈夫そう♪そして、眼差しがいい。
冷戦時代を舞台にした本作には、ロシアのスパイが登場してイライザと半魚人の運命に影響を与える。それが現代のアメリカで起きていることを示唆している…?!
1962年はアメリカでおとぎ話が終わった年らしいが、ゆで卵はたくさん食べたい♪
蛇足ですが……今年の日本アカデミー賞で、最多6冠を獲得した「三度目の殺人」の是枝裕和監督(55)の過去作品の『そして父になる』の主演も福山雅治(49)だが、この作品中の、妻が夫(=福山)に卵を食べさせない理由が…、間違っている
このワンシーンだけは、撮り直して欲しい!!!(間違った認識が広まらない様に……)
奇しくも、是枝監督は1962年生まれだ…。
何はともあれ
美しい水と雨に浸る
SFとスパイサスペンスをファンタジーとしてまとめ上げた佳作だと思います。
初めの頃半魚人とヒロインのイライザがコミュニケーションするシーンがあるんですが、
考えてみるとどうしてイライザがこんな異形の物に興味を示したのか全く理解不能なんですけども、
でもこのシーンがすごく良くできているので疑問を抱く暇もなくイライザに感情移入させられ、
その後はもうドキドキハラハラしながら物語の行方を見守る自分がおりました。
イライザ役の女優さん、演技上手ですよね。抑えた演技なんですが、感情移入せずにはいられない。言葉が喋れないという設定も秀逸でした。応援せずにはいられない。
黒人のお掃除婦のお友達も最高でした。大活躍です。
映画のテイストはひと昔前のアメリカ映画というかんじで、僕は若い頃のスピルバーグ作品を思い出していました。
ハラハラドキドキなんですが、絶対にバッドエンドで終わらせない。
スピルバーグに似た優しさを持った映画でした。
そして、美しい水。雨。
イライザと共に、水と雨に浸ってください。
良い映画だが傑作とまでは...
米ソ冷戦を背景とした「掃除のおばちゃん」と「半魚人の怪物」の純愛物語。
惜しいなと思ったのは以下の三点。
・イライザが美人すぎ
この映画で言いたいことは「恋愛とは容姿ではない」ということだと思うのだが、それを語るにはヒロインが美人すぎ。裸きれいすぎ。それと老人にモテすぎ。
・イライザと半魚人が惹かれあう過程がよくわからない
イライザが半魚人に惚れた後の描写は素晴らしくて、そりゃ主演女優賞にもノミネートされるわなと思ったのだが、そこへ至るまでの過程が少なすぎじゃないか。
スパイ映画ばりの描写の方はどうでもいいから、こっちを膨らますべきじゃなかったのか。
・イライザと半魚人のセックスは省略ですか?
ストーリーに関係しないどうでもいいセックス描写はあるのに、なんで肝心のこっちの場面の方は所謂「朝チュン」で済ませちゃってるの?
これがあるとないとでは全然違う映画になるんだけど。
監督がやりたいことがブレちゃったのかなぁ...
ラストはしんみり感動しましたが、惜しいなと思いました。
秀逸なダークファンタジー
グロテスクで美しいダークな映像を一見ミスマッチな60年代のポップな音楽が醸し出す独特なダークファンタジーワールド。
赤ちゃんの頃に川に捨てられていた孤児で掃除婦の主人公。首の横につけられた傷のせいで声を出すことができない。
アル中で会社を首になった初老の画家。
アマゾンで捕獲された半魚人。
謎のファンタジーがかったオープニング。
予想を裏切るエンディング。
彼女の両首につけられたあの傷はそう言う事か、だから喋れないのか。
全てが腑に落ちた瞬間は鳥肌たちました。
ディズニーの爽やかなリトルマーメイドや美女と野獣もいいけど、こんなダークファンタジーも捨てがたい。
不幸の塊のような主人公がどんどん怪しげに輝きだす。不気味な半魚人がどんどん素敵に見えてくる。悪いやつの指がどんどん腐ってく。この監督すごいね。
見る人をとても選ぶだろう今作がアカデミー賞などという光の当たる場所で賞をとるって凄いよね。たくさんの人達にこの映画の良さが伝わりますように。
世界観に浸る
監督、ロマンティストだったんですね
愛の形
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