シェイプ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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恋愛、ファンタジー、SF、怪獣、ミュージカル、ホラー、サスペンス、バイオレンス…
シェイプオブウォーター、何が素敵なのかというと美女と野獣と違い美女とまではいかない障害を持っている掃除員が怪獣そのものを愛することなのではないでしょうか?
考えてみれば美女は野獣を愛したのに王子様に変わるなんておかしいもんね😅笑
怪物とかは悪役にされてきたけど本当はどうなの…?
タイトル通りたくさんのジャンルが入っていて、例年アカデミー賞の作品賞を受賞するような作品とは違ったからとても驚きました。
そして映像がものすごく綺麗で更に音楽の力でもっとこの映画の良さを引き出しています。
最高傑作です!!!
思い入れタップリ
その世界観を実現する為に凝りに凝ったギルレモワールド。2度目の鑑賞。キュートなのかグロテスクなのか分からない世界。セットもコスチュームもこれを実現する為に徹底的に練り上げられている。
ヒロイン、イライザは夜間清掃員の中年女性。夕方に起きて仕事場に向かう。物語はそこで展開する。夜の物語だ。夜間清掃の仕事をする人たちは黒人やヒスパニックのマイノリティばかり。イライザが“彼"と出会うのも夜。暗いラボの中で2人は交流を深めていく。
そこに昼の世界からやって来るのがストリックランドという役人。彼は出世の為にここに居るが本来ならこんな時間は柔らかいベッドの上で眠っている人間だと思っている。早く結果を出して昼の世界に戻りたいのだ。
やがて“彼”は軍事目的の為、解剖されることに。イライザは“彼”を助ける決意をする。そしてイライザを助けるのは掃除婦仲間のゼルダ、秘密を抱えて生きる隣人の画家、国家に捨てられたスパイ。皆夜の住人。
ヒロインのサリー・ホーキンスはキュートに見えたりグロに見えたり。声の出ない孤独なヒロインが恋した彼を助ける決意をするところは名シーンとして記憶されるだろう。このイライザ役はホーキンスへの当て書きだそうで、なるほどと納得。イライザは意外にタフで、その辺りを心得て表情だけで表現するホーキンスは見事。
クリーチャーの“彼”も美しく見えたりグロに見えたり。その境界を行ったり来たりするのが面白い。スーツアクター、ダグ・ジョーンズの動きはただただ美しいけどね。
贔屓のオクタビア・ジョーンズはいつも通りのお節介なオバさん役だが、今やこういう役は彼女しかいない。今回はヒロインが喋れないからセリフを全部引き受けている。
イライザと“彼”を取り巻く人たちの中で唯一の悪人ストリックランドはやや戯画化されすぎているが、演じるマイケル・シャノンが上手いので笑わないで済む。早く昼の世界に戻りたいと常にイライラしている感じを巧みに醸し出す。差別する側に立つ傲慢さが溢れている。
夜の世界の街灯、朝日が差し掛かる部屋、埠頭の夕日が切なく美しい。古き佳きハリウッド映画の世界。イライザたちの仕事場であるラボは旧い怪奇映画のムード。数多の映画に対するオマージュ満載。撤退的に創り上げられたギルレモワールドはそれだけにコッテリ味で、俳優の演技も濃厚。現在の政治状況に対する主張まで盛り込んでいるのでいささかもたれると感じるひとがいるかも。
見事な作品なので濃厚な映画世界に浸りたいときに観るべき。
今年はそっちかー
クオリティ高い
なるほど、これがギルモアデルトロのハリウッドタイトル狙いの佳作
ギルモアデルトロらしからぬ随分とマイルドな作品に仕上がってたというのが全体的な所感。てか完全にハリウッドタイトル狙いにいったよね?これw で、まぁ狙い通りのオスカーだったわけだが…
さらに印象を一言で言えば、ラ・ラ・ランドとかライフイズビューティフルとかアメリとかの「人生って素敵」的なエッセンスにヘルボーイの「クリーチャーなファンタジー世界」を混ぜ込んだような感じwww
何よりラストが伏線の回収を早々に見透かしてしまい、おいおいな感じが残念。思ったよりカタルシスは得られずチョット陳腐な終わりかなぁ。
デルトロもダークファンタジーを万人受けするものにしようとすればこれが限界か?( ̄ー ̄)
とにかく佳作だとは思うけど…比べちゃなんだが同じファンタジーでもパンズラビリンスの方が数倍いいなぁ…
見たことない世界。
ギレルモデルトロ作家性というべきか。知らない名作漫画の実写化作品のような密度と現実離れな世界観だった。
クリーチャーはフルCGに慣れているので、人型で特殊メイクベースのクリーチャーの雰囲気は存在感が違うんだろう。
エログロ要素の盛り方が斬新で驚かされた。冒頭のお風呂オナニーをはじめ、指切断からの腐敗、頬貫通弾、顔面木材ど突き…。アウトレイジを想起した。これらの要素があるからキャラクターに深みが出るんだと思う。猫食べてたな…。
美女と野獣の真逆なのかな。
ラストカット、緑と赤の構図良かった。
主人公、喋ることのできないこだわりの強い女。若くない。音楽が好き。周囲から嫌われてそうだなと思う。が、隣のおじさんと仕事仲間には信頼できる仲間であり、言葉が通じる相手。首の傷ってクリーチャーのハーフみたいなことなのかなとも想像する。
ゆで卵の意味って。
ただただ美しい
半魚人永遠の命
ついていけなかった
もともとこの日観に行く予定の所、アカデミー最優秀作品賞受賞で期待度が高まりました。
初っぱなからの映像、音楽、美術を通した世界観がとても心地よく、さすがデルトロ監督と引込まれつつあるところ、徐々に「あれ?」と違和感が芽生えはじめ、ついには独創的すぎる演出について行けなくなりました。
“独創的すぎる演出”と無難な表現にとどめようと思いましたが、やはりそれでは済ませられない全体を覆う性を含めた嫌悪感、納得のいかない数々の設定、荒唐無稽な話の展開、薄い人物関係、そしてまたもマイノリティを見えない処に追いやる・・・。
賞を獲るくらいだから、一部の人にとっては賞賛する部分があるのでしょうが、私にとっては物語序盤以外共感すべき部分のない残念すぎる映画でした。
心を開くとは❔
マイノリティ
喋ることが出来ない女性と、魚人のような生物との愛を描く。
結論から言うと、間違いなく傑作で、好きな映画です。圧巻なのは、美しい映像と音楽で、それを楽しむだけでも1,800円払う価値があります。グロ描写も確かにあるけど、覚悟していたから意外と大丈夫でした。グロい目を覆いたくなるようなシーンが美しいシーンを引き立てています。
ただ、気になる点もあります。この映画のテーマは「マイノリティ」です。そのテーマ自体は僕は好きです。しかし、主人公の協力者が黒人とゲイなのは、ちょっとクドイ気がします。魚人、黒人、ゲイとマイノリティが3例も出るわけで、反トランプによるものなんだろうけど、ちょっと狙いすぎている感は否めない。結局、マイノリティの力になれるのはマイノリティしかいないのかと、逆に絶望してしまう。この辺は、アカデミーで対抗馬だった『スリービルボード』の方が良かったと思います。あちらは体制派の警官が最後は協力してくれた。
良く言いたいのか悪く言いたいのかわからない感想になりましたが、繰り返して言うと、傑作で良い映画であることは間違いないです。
彼女が彼を抱いて海に飛び込むべき!
先週末興行成績が日本では「映画ドラえもん」が1番になる中、
日曜日に行われた米国アカデミー賞では、
当該作品が、「作品賞」を含む最多4冠を獲得しました。
2017年・第74回ベネチア国際映画祭では、金獅子賞を受賞しています。
期待が高すぎたのでしょうか?
がっかりでした。。。
当該作品が伝えたかった事は、
「言葉が異なろうと、文化が異なろうとも、
コミュニケーションを取って繋がる事は出来る」
なのだと思います。
この作品が米国で評価された裏には、
「反トランプ」があるのでしょう。
でも、
意地悪な見方をすれば、
彼女は本当に彼を愛していたのでしょうか?
真実の愛だったのでしょうか?
私には、一種の「ペット愛」の様に感じてしまいましたが。。。
また、ストーリー的には、
「彼女が彼を抱いて海に飛び込む」
方が、よかったのでは???
Michi
助演男優賞はマイケル・シャノンに!
R15だったので、観る前に「なぜ指定しているか?」を調べました。
「性描写も暴力描写も過激ではないので大丈夫」というご意見
が多かったので、安心して観に行ったら、ウソばっかり!
性描写は過激ではないと思いましたが、所々で過激な暴力描写が
あると私は感じました。怖くて観られない場面もありました。
それは、マイケル・シャノン演じるストリックランドによるもの。
けれど、抜群の演技力で「隠れた主役」とも言えてしまうのでは
ないでしょうか。怖かったけど素晴らしかった!
もちろん、水中生物とイライザの心(と体)の交流の場面は
どれもロマンティックで素敵でした。
アカデミー各賞受賞で映画の紹介記事も多く、そのほとんどが
「ファンタジックラブロマンス」とか「ファンタジーラブストー
リー」などと紹介していましたが、私には「バイオレンスサス
ペンスファンタジー」としか思えません。
最後に……オクタヴィア・スペンサーは可愛い!
シェイプ・オブ・ウォーター
ギレルモ・デル・トロ監督最新作
「シェイプ・オブ・ウォーター」を公開初日に観てきました。
半魚人と人間のラブストーリー…
それどうなのだろう?
アカデミー賞にノミネートされちゃってるみたいだけど…
不安いっぱい半信半疑で本作に臨んだ。
ストーリーは1962年、冷戦下のアメリカ。
極秘研究所で清掃員として働く女性イライザは、極秘裏に運び込まれたある生物を目撃し“彼”に心惹かれ、密かに会いに行くようになる…
古き良きホラー映画のような様相を呈しつつラブロマンスを貫き見事開花させた奇跡的な作品でした。
ライティングまで昔のホラー映画風にこだわっていたのはさすがデル・トロです。あのマイケル・シャノンがフランケンシュタインにしか見えなかったのは演技だけではなかったw
そして人種差別、性差別、マイノリティへの差別などが物語の根底にある。
声を出せない清掃員の主人公イライザが訴える。
“彼”だけが本当の自分を見てくれる。
光に住むものは醜く、影に住むものは美しく徹底した
描き分けが生々しくも面白い。
中でも水の表現が目を引く。
バスの窓を踊るよに伝う雨雫。デル・トロ天才!
冒頭から色調がとても好みだなぁなんて思いながら観てたのですが観終わると、これモノクロで観たらもっと浸かれるかもと思いました。
昨日のアカデミー賞において
作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞と4部門において受賞。
まさか作品賞、監督賞を両方獲るなんてだれが予想したでしょうか。
作品は確かに私のツボでとても良かったのですがアカデミー賞というとまたちょっと違うんだろうと勝手に思ってました。「スリービルボード」のような作品が
当然獲るとばかり思ってました。
僅差であればせめて作品賞、監督賞は別々に獲りわけるなんて場面も過去にありましたし。アカデミー賞も捨てたものではありませんね。
B級モンスター映画万歳です^^
感情移入出来るか。そこで全て決まる。
言語障害を抱える主人公。ゲイ男性の友人。黒人の仕事仲間。とにかくマイノリティな人をメインにしたいというのは解った。
別にそれにとやかく言うつもりは無い。
お説教じみた事を言ってる訳でもないし、そういった社会背景を描くのは悪いことでは無いと思う。
だが色々な要素で脚色されてはいるが、大筋のストーリーはありきたりのもの。
アカデミー作品賞とのことだが、他候補に比べこの作品が勝っているようには感じなかった。
じゃあこの評価の分かれ目は何か?
1番のハードルは主人公と半魚人の恋に感情移入出来るか?ということである。
少なくとも私は全く感情移入出来なかった。
それどころか欲求不満のご婦人が手っ取り早く性欲を解消してるように写ってしまった。
これではこの作品も台無しですよね。
つまらなくは無かったし、映像美は凄いけど、個人的に高評価は付けられませんでした。
タイトルなし(ネタバレ)
水の形。確かに目の前にあるものなのに、時と場合で色々な形を彩る。
美女と野獣へのアンチテーゼとして描かれたものというスタートで観たが、あまり意識にはならなかった。
ずっとテーマになっているのはマイノリティーの存在は人間の欲望・本能を表面化させ、それを他人は軽蔑・差別するが、実際はすぐ横に自分がマイノリティーになる可能性がある。そうなった時に何かに執着する人間性はわからなくもなかった。
このテーマを最初から最後まで怪獣映画として描いたのは面白い。
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