シェイプ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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タイトルなし
冒頭の卵を茹でるシーン
増えていく卵
卵がキーワード!?.
頭の中では昔観た🎥半魚人をイメージ(🙊ごめんなさい💦)していたけど
ずっとずっと美しかった
アメリカの象徴🙊のような
舌に色がつく緑色のパイ
大きなキャデラック
力で武器で封じこめ
人種、職種
異質なものへの差別
メッセージ性満載
それでいて
美しいファンタジー
.
優しく美しい心
素直に良いと思えましたよ😊
傑作ではあるが...。
半魚人と、口のきけない中年女性との恋物語。ギレルモ・デル・トロが子供のころに創造したストーリーが原案だという作品で、彼らしいよなあと頷ける部分も多数あり、映像の美しさと魅惑の音楽とストーリーが相まって、傑作であることは間違いない。が、デル・トロ作品に蠢くダークでファンタジックな部分が薄まったのは残念。この題材に必要か?って話もありますが、個人的な好みを言えば、デル・トロ作品としては中の下くらいかな。ギレルモ・ナヴァロが撮影していないのが大きいか。独特のダークなフィルターが無くて物足りないが、美しい映像は完成度が高いとは思いますが...。ヒネリの効いたプロットが多い昨今、このストレートすぎるストーリーが物足りないかなー。ノスタルジックな映像と音楽は、ウッディ・アレンの方が上。デルトロ作品となるとちょっとカラくなってしまいます。俳優個々の役どころも予定調和かな。一番の見どころは、「テイク・シェルター」に代表される神経質で気弱なお父さんキャラ的な役どころが多かったが、「ノクターナル・アニマルズ」と今作で、檄悪毒キャラ道を絶賛突進中のマイケル・シャノンが素晴らしい!サム・ロックウエルとの毒男対決で、助演男優賞は彼に取ってもらいたかったなあ...。
恋愛、ファンタジー、SF、怪獣、ミュージカル、ホラー、サスペンス、バイオレンス…
シェイプオブウォーター、何が素敵なのかというと美女と野獣と違い美女とまではいかない障害を持っている掃除員が怪獣そのものを愛することなのではないでしょうか?
考えてみれば美女は野獣を愛したのに王子様に変わるなんておかしいもんね😅笑
怪物とかは悪役にされてきたけど本当はどうなの…?
タイトル通りたくさんのジャンルが入っていて、例年アカデミー賞の作品賞を受賞するような作品とは違ったからとても驚きました。
そして映像がものすごく綺麗で更に音楽の力でもっとこの映画の良さを引き出しています。
最高傑作です!!!
思い入れタップリ
その世界観を実現する為に凝りに凝ったギルレモワールド。2度目の鑑賞。キュートなのかグロテスクなのか分からない世界。セットもコスチュームもこれを実現する為に徹底的に練り上げられている。
ヒロイン、イライザは夜間清掃員の中年女性。夕方に起きて仕事場に向かう。物語はそこで展開する。夜の物語だ。夜間清掃の仕事をする人たちは黒人やヒスパニックのマイノリティばかり。イライザが“彼"と出会うのも夜。暗いラボの中で2人は交流を深めていく。
そこに昼の世界からやって来るのがストリックランドという役人。彼は出世の為にここに居るが本来ならこんな時間は柔らかいベッドの上で眠っている人間だと思っている。早く結果を出して昼の世界に戻りたいのだ。
やがて“彼”は軍事目的の為、解剖されることに。イライザは“彼”を助ける決意をする。そしてイライザを助けるのは掃除婦仲間のゼルダ、秘密を抱えて生きる隣人の画家、国家に捨てられたスパイ。皆夜の住人。
ヒロインのサリー・ホーキンスはキュートに見えたりグロに見えたり。声の出ない孤独なヒロインが恋した彼を助ける決意をするところは名シーンとして記憶されるだろう。このイライザ役はホーキンスへの当て書きだそうで、なるほどと納得。イライザは意外にタフで、その辺りを心得て表情だけで表現するホーキンスは見事。
クリーチャーの“彼”も美しく見えたりグロに見えたり。その境界を行ったり来たりするのが面白い。スーツアクター、ダグ・ジョーンズの動きはただただ美しいけどね。
贔屓のオクタビア・ジョーンズはいつも通りのお節介なオバさん役だが、今やこういう役は彼女しかいない。今回はヒロインが喋れないからセリフを全部引き受けている。
イライザと“彼”を取り巻く人たちの中で唯一の悪人ストリックランドはやや戯画化されすぎているが、演じるマイケル・シャノンが上手いので笑わないで済む。早く昼の世界に戻りたいと常にイライラしている感じを巧みに醸し出す。差別する側に立つ傲慢さが溢れている。
夜の世界の街灯、朝日が差し掛かる部屋、埠頭の夕日が切なく美しい。古き佳きハリウッド映画の世界。イライザたちの仕事場であるラボは旧い怪奇映画のムード。数多の映画に対するオマージュ満載。撤退的に創り上げられたギルレモワールドはそれだけにコッテリ味で、俳優の演技も濃厚。現在の政治状況に対する主張まで盛り込んでいるのでいささかもたれると感じるひとがいるかも。
見事な作品なので濃厚な映画世界に浸りたいときに観るべき。
今年はそっちかー
ファンタジーに寄り過ぎず、エログロのゲテモノにならない絶妙なバランスは、監督の真骨頂!
あまりファンタジーに寄ると80年代に観たあの作品に類似してまうもんな…
今年の作品賞はこっちに寄ったかー個人的には…
クオリティ高い
映像や設定など作り込みの高い映画だ。
アバターに似て虚構ではあるが高いクオリティーの世界観がある。
エロシーンについてのコメントが多いが、生物の営みという観点から
いえば自然なことで、より映画の中のリアリズムを追求した結果だろう。
ただし、子供と見る映画ではなくなってしまった。
ストーリー展開に無理がある面があるが、全体的にはよく練られていると思う。
話題性や人気によっては続編があるかもしれないが、様々なストーリー展開が考えられる。期待したい。
なるほど、これがギルモアデルトロのハリウッドタイトル狙いの佳作
ギルモアデルトロらしからぬ随分とマイルドな作品に仕上がってたというのが全体的な所感。てか完全にハリウッドタイトル狙いにいったよね?これw で、まぁ狙い通りのオスカーだったわけだが…
さらに印象を一言で言えば、ラ・ラ・ランドとかライフイズビューティフルとかアメリとかの「人生って素敵」的なエッセンスにヘルボーイの「クリーチャーなファンタジー世界」を混ぜ込んだような感じwww
何よりラストが伏線の回収を早々に見透かしてしまい、おいおいな感じが残念。思ったよりカタルシスは得られずチョット陳腐な終わりかなぁ。
デルトロもダークファンタジーを万人受けするものにしようとすればこれが限界か?( ̄ー ̄)
とにかく佳作だとは思うけど…比べちゃなんだが同じファンタジーでもパンズラビリンスの方が数倍いいなぁ…
見たことない世界。
ギレルモデルトロ作家性というべきか。知らない名作漫画の実写化作品のような密度と現実離れな世界観だった。
クリーチャーはフルCGに慣れているので、人型で特殊メイクベースのクリーチャーの雰囲気は存在感が違うんだろう。
エログロ要素の盛り方が斬新で驚かされた。冒頭のお風呂オナニーをはじめ、指切断からの腐敗、頬貫通弾、顔面木材ど突き…。アウトレイジを想起した。これらの要素があるからキャラクターに深みが出るんだと思う。猫食べてたな…。
美女と野獣の真逆なのかな。
ラストカット、緑と赤の構図良かった。
主人公、喋ることのできないこだわりの強い女。若くない。音楽が好き。周囲から嫌われてそうだなと思う。が、隣のおじさんと仕事仲間には信頼できる仲間であり、言葉が通じる相手。首の傷ってクリーチャーのハーフみたいなことなのかなとも想像する。
ゆで卵の意味って。
ただただ美しい
中盤の山場後に多少のダレはあるけど、
色彩設計、劇伴、伏線と回収の違和感のなさ、
役者など、完璧だった。
水のティール(緑)と揺らめきのリズムに包まれて
エンドロール手前ではただただ満たされた気持ちに。
映画にはこれくらいぼんやりした夢心地にさせてほしい。
半魚人永遠の命
宣伝だけでどんな映画か全然分からなかったが人間の相手は半魚人!
宇宙人系だと思っていた。
言葉通じなくても愛って感じるものなのです。勉強になりました!
半魚人はお風呂で飼えるかな( ̄▽ ̄)
しかも作品賞取るとは…
ついていけなかった
もともとこの日観に行く予定の所、アカデミー最優秀作品賞受賞で期待度が高まりました。
初っぱなからの映像、音楽、美術を通した世界観がとても心地よく、さすがデルトロ監督と引込まれつつあるところ、徐々に「あれ?」と違和感が芽生えはじめ、ついには独創的すぎる演出について行けなくなりました。
“独創的すぎる演出”と無難な表現にとどめようと思いましたが、やはりそれでは済ませられない全体を覆う性を含めた嫌悪感、納得のいかない数々の設定、荒唐無稽な話の展開、薄い人物関係、そしてまたもマイノリティを見えない処に追いやる・・・。
賞を獲るくらいだから、一部の人にとっては賞賛する部分があるのでしょうが、私にとっては物語序盤以外共感すべき部分のない残念すぎる映画でした。
心を開くとは❔
私が感じたのは一点❗
しゃべれない彼女が陰謀渦巻く抑圧された時代背景の中で、唯一心を開き、信じられるものが「あった❗」ということ☝
いや、信じられるものを作ったら、どういう行動を取るのだろうか❔というテーマの映画ではないのかな❔
その信じられる物がこの世の物ではないところが、この映画の面白さを形作っているのでしょうね😄☝
そう考えると半魚人が見付からずにどうやって移動したのかとか、部屋を水槽化したりとか不自然な設定は無視して楽しめるというものだす😄☝
映画はとにかく理屈抜きに楽しむ心が大事デスよね😄☝
マイノリティ
喋ることが出来ない女性と、魚人のような生物との愛を描く。
結論から言うと、間違いなく傑作で、好きな映画です。圧巻なのは、美しい映像と音楽で、それを楽しむだけでも1,800円払う価値があります。グロ描写も確かにあるけど、覚悟していたから意外と大丈夫でした。グロい目を覆いたくなるようなシーンが美しいシーンを引き立てています。
ただ、気になる点もあります。この映画のテーマは「マイノリティ」です。そのテーマ自体は僕は好きです。しかし、主人公の協力者が黒人とゲイなのは、ちょっとクドイ気がします。魚人、黒人、ゲイとマイノリティが3例も出るわけで、反トランプによるものなんだろうけど、ちょっと狙いすぎている感は否めない。結局、マイノリティの力になれるのはマイノリティしかいないのかと、逆に絶望してしまう。この辺は、アカデミーで対抗馬だった『スリービルボード』の方が良かったと思います。あちらは体制派の警官が最後は協力してくれた。
良く言いたいのか悪く言いたいのかわからない感想になりましたが、繰り返して言うと、傑作で良い映画であることは間違いないです。
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