シェイプ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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雰囲気映画
何と言っても結構な頻度で挿入されるエログロがとにかく好みに合わない(特にグロ)。
R15要素を抜いても全く問題なかったと思うのだが。
ホラーを観に来たわけではないのに突然出てきて、不快で顔を背けざるを得ない場面が多かった。
話としてはご都合主義部分が多く、誰にも感情移入できないのでつまらない。
主要登場人物のはずの半魚人は影が薄いというかキャラ付けが薄く、主人公と半魚人のラブも私には響かなかった。
ラブストーリーだと思っていたがラブは添え物なのか?!と思ってしまった程。
また最近の流行りなのか、差別差別とあまりにくど過ぎてその割に表面的にしか描かれていないため逆に薄っぺらくなっていると感じた。
なんでもマイノリティーを出せば良いってものじゃない。
色んな要素がごちゃまぜで、音楽や映像美で力技で纏めた印象。
観ている途中は正直久しぶりにガッカリした映画だったが、
不思議とエンドロール後からティールがかった夢の中にいるような感覚が今も残る。
雰囲気は本当に良かった。
中途半端に詰め込まずもっとファンタジーに振り切った映画にして欲しかったというのが個人的な感想。
タイトルなし(ネタバレ)
ゼルダもジャイルズも博士もすごくいい人だったので、イライザと半魚人のわがまま、身勝手さが際立ってしまい、イライザの魅力が全然見出せなかった。
どうしてみんなこんなにも2人に手助けをするのか、そのメリットも理由もわからない。
半魚人には価値があるんだろうけどイライザは終始、自分の欲望に忠実すぎる我儘女でしかなかった。
映像が綺麗だと聞いていたので、落ち着いた映画が見たいと思い鑑賞したものの、みんな躊躇いなく銃を撃ちまくるし、どんどん人は死んでいく。
その間にもイライザと半魚人はsex三昧。映画館水浸しにしてしたり顔。周りの迷惑など御構い無し。
そんな2人の恋愛模様に全然感情移入ができず、涙も流さず終わった。
とりあえずイライザは朝からオナニーする暇あるならタイムカードちゃんと押せるように出勤してくれ。。
愛猫を残忍に食い殺されて!?
主人公2人が喋らないというのは不思議な感じでした。ほとんど予習をせ...
何と言っていいのかわからない
一流とB級は紙一重!?
作品紹介からはあまり惹かれるものがなかったが、2018年のアカデミー賞で作品賞ほかを受賞した作品ということで鑑賞。
アカデミー賞ではよくある話だが、なんだか不思議な作品。過去なのか未来なのか、リアルなのかファンタジーなのか分からなくなる。冒頭はおとぎ話の不思議の国のアリスみたい。
現代の人種差別やLGBT問題などを受けて、多様で寛容な世の中へ向けてのメッセージとも受け取れるが、ちょっと間違えば特撮モノのB級映画にも見られる。ストーリーにもそこまで深みがなかった印象。
なぜか耳に残っているセリフは、悪役ストリックランドの「トイレの前か後どちらで手を洗うかで男の品格が分かる。用を足した後に手を洗うやつは軟弱者だ」(うろ覚え)です。
水の中のファンタジー
人間の欲望vs真実の愛
リアルとファンタジー、最後は涙。
いまいち乗り切れない映画だった。どのキャラにも感情移入出来なかった...
ファンタジーとして
変わった映画だなぁ…と。
ラブロマンス映画ではない…
アカデミー賞で作品賞を含め4冠を達成した本作をやっと鑑賞。個人的にはここ最近見たなかでは一番好きな映画となった。
ストーリーはとある研究所の清掃員の女性が研究対象である半魚人を生かすために外に連れ出して…というもの。
脚本が完璧かと言われると本作は疑問点が割と多く挙がる。どうしてイライザとジャイルズは隣人ってだけであんな仲が良いのか、どうしてそんなに半魚人はイライザを好み、イライザは半魚人を好んだのか、などなど… そんな疑問点がありつつも、ストーリー全体が御伽話のようでリアリティが無いものだから、個人的には別にそこまで気にならなかった。
本作は、半魚人を研究室から連れ出すシーン、連れ出した後のストリックランドによる半魚人の捜索シーンに結構尺を使っている。二人の愛に焦点を絞ってるわけではないため、ラブロマンス映画とは考えずにSF映画として捉えた方が自然かなと思う。
個人的に本作でとにかく感動した点は、ギレルモ・デル・トロ監督による映像美の演出である。全体の青色でウェットな雰囲気、「バードマン」の時ぐらい効果的に感じた黄色字幕、ルーティンの映し方、カット割、クラシックやジャズといった音楽、冷戦下当時のインテリア、などなど… すべてが美しかった。性描写もあるのにあまり生々しさを感じず、美しさが引き出されているように感じた。
主演を務めたサリー・ホーキンスの演技は完璧だった。声が出ない主人公の内面を表情と動作でよく表現していたと思う。オクタヴィア・スペンサーも安定してあの役どころの演技は上手い。
ギレルモ・デル・トロ監督はさり気なく、色々なテーマを本作で盛り込んでる。LGBTを含むマイノリティや宗教観、人種など、あまり深くは掘り下げてないけどちゃんと映している。そこにも好感を持てたし、SFファンタジー映画なんだけどあくまでテーマは人、そこにラブロマンス要素と少しの性描写を含ませることで神秘の中にもどこか人間美というものを感じさせてくれた。
本作にはとにかく「美」という印象が強い。あの気持ち悪い生物と人間の関係性をこれほどまで美しく描けたのは監督の手腕であろう。
ラストシーンのあまりの美しさに涙を流しながら緑字のエンドロールを眺めた…
グロテスクでロマンチック
好き嫌いが分かれそうだけど、私は好き。
ヒロインの悲壮感と無邪気さにキュンとしたし、音楽も良かった。ストーリーは王道だけど、設定が奇抜なので問題なし。
ラブストーリーだけど全くデート向きでは無い。
見た後なんか気まずくなるやつ。
二人の行く末は〜〜
多く方がレビューを書かれているので今更かなと思いましたが
まあ、アカデミー作品賞受賞作をスルーするわけにもいかないよね。
ホラーチックな舞台立て、全体に湿度の高い画面に
ちょっとゾワゾワさせられます。
ストーリーは美しい話だけど
ホラーやバイオレンスの要素も満載なので
ちょっと変わった悲恋ものなんて、気を抜いて観てると
ドギモ抜かれるので、注意してくださいね。(笑)
で、月に10本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
話の展開自体はまあ、やっぱそうなるんだろうな〜
と言う作品なので、観るべきはそこでは無く
細かいディテールにこだわった美し過ぎる映像、
この映画の世界観を見事に表現している音楽!
そして主人公の変化の様子。
最初はどこか世捨て人的な生活だったのに
愛した人のために現実に立ち向い
どんどん強くなっていく過程は見応えがある。
そこは大好きなんだけど、
ラストの、結局そこに行っちゃうのか〜と言う様な
閉じて行く話になってしまって、やっぱ、それは悲しいよな〜
監督自体が、
冷徹な現実より空想の世界の方がずっと良い!と公言して
映画を作ってる人だからしょうがないんだろうな〜〜
まあ、登場人物が半魚人なんで、表に開く話しにしようとすれば
「グレイテスト・ショーマン」かい!!
となってしまうんだけどね〜〜(笑)
好みが分かれる映画かも〜〜〜
★もう一度観るなら?「世界観に浸るには映画館でないと〜」
映画らしい映画
2018-29
トイレで手を洗ってこないオッサン、ほんま嫌。
この手のタイプのやつかぁ。
が、見終えた感想です。
どうして愛が芽生えたのかがいまいち伝わってこなかった。
He sees me as I amと感じるまでに至る描写が少なくて。
『リトル・マーメイド』みたいに見た目可愛いわけでもなく、
『美女と野獣』みたいに昔イケメンな王子様って事実もない、
見た目きもい半魚人を愛するには普通じゃ考えられないし、
毎朝お風呂で行為をするようなおばさんが、最終的になぜ半魚人を選んだのか、そうなるまでの展開が早くてのめり込めなかった。
オスカーノミネート作品を全部観たわけじゃないけど、わたしにはうーんでした。
ねっちょりとした性描写シーンも多いしなぁ。
全体的に神秘的な雰囲気が漂ってたから、結構びっくり。
でもサリー・ホーキンスが輝いてた。
眼差しが愛に満ちてた。
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