シェイプ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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主人公2人が喋らないというのは不思議な感じでした。ほとんど予習をせ...
主人公2人が喋らないというのは不思議な感じでした。ほとんど予習をせずに行ったのでただ相手が怪物のラブストーリーだと思っていたら銃が鳴ってびっくりしました(笑)質のいいアメリカの映画。軍事とラブストーリーがこんなにしっかり融合されているのは、邦画にはあまりないタイプかなあと思いました。
何と言っていいのかわからない
安易に共感したり、自分の人生の何かに置き換えたりすることはできない。 ラブストーリーであることに間違いはないけれど、今までラブストーリーとして見てきたものとはあまりにも違いすぎて、言葉が見つからない。 良かったし、美しかった。 でも怖さも感じる。 私はこの物語の前では、聞き手にしか過ぎない。 ただ、この物語を作った人たちを、愛しく思う。
一流とB級は紙一重!?
作品紹介からはあまり惹かれるものがなかったが、2018年のアカデミー賞で作品賞ほかを受賞した作品ということで鑑賞。 アカデミー賞ではよくある話だが、なんだか不思議な作品。過去なのか未来なのか、リアルなのかファンタジーなのか分からなくなる。冒頭はおとぎ話の不思議の国のアリスみたい。 現代の人種差別やLGBT問題などを受けて、多様で寛容な世の中へ向けてのメッセージとも受け取れるが、ちょっと間違えば特撮モノのB級映画にも見られる。ストーリーにもそこまで深みがなかった印象。 なぜか耳に残っているセリフは、悪役ストリックランドの「トイレの前か後どちらで手を洗うかで男の品格が分かる。用を足した後に手を洗うやつは軟弱者だ」(うろ覚え)です。
水の中のファンタジー
公開する数ヶ月前から気になっていた作品でしたが、まさかアカデミー賞を受賞するとは・・。 で、作品を観て納得しました。 半魚人が登場するので、怪奇物と思っていましたが、ファンタジー作品だったんですね。 冷戦時代の設定も、レトロ調で作品にマッチしていたと思います。 個人的には、エンドクレジット間に流れる曲が好きです。 切なく聞こえる歌声を聴いていると、部屋を水で満たした中で泳いでいるシーンが目に浮かびます。
人間の欲望vs真実の愛
この映画を闘いとして表現するなら、私だったら『人間の欲望vs真実の愛』こんな闘いの名にします。 少し過激な描写もありますが、ありのままの姿を表現しているところが人間味が溢れていてとても素敵でした。 半魚人と恋愛なんて想像もできないからこそハラハラしたり、観ている私もだんだんと半魚人と人間ではなく男性と女性の恋愛を見ているように思えてドキドキしました。意表を突かれまくられながらも求めていた終わり方だったような。。 そしてなにより、ヒロインの仕事仲間や親友の間にある愛に感動しました。お互いに愛し合っているからこそできること。。 愛の形が広がる作品だと思います。
リアルとファンタジー、最後は涙。
半魚人と人間が惹かれあう? 信じがたい、だからファンタジーとカテゴライズして 臨んだのに、気づいたら、どうなるんだ、 何をやってるんだ!とリアルとしてツッコミを 入れることの連続。 完全に私は半魚人を実世界に実在するかのように受け入れて観ていた。 だから最後辛いような、嬉しいような、、 愛かぁと、 泣けてくるのだった。 観終わり、本当の本当の現実に戻ると、 パンフレット売り場に直行! あの半魚人は、どうなってるんだ、と 撮影裏側が気になってしまうのでした。 嗚呼、楽しかった!
いまいち乗り切れない映画だった。どのキャラにも感情移入出来なかった...
いまいち乗り切れない映画だった。どのキャラにも感情移入出来なかったから話が進んでいっても普通に納得するというか、早く物語が終わらないかなという気持ちになりました。クリーチャーが可愛くない。ETと比べるのもどうかと思うが、ETは感情移入できたのにこの映画では無理だった。主演の女優も好みではなかったから裸を見ても恥ずかしいだけだった。あのロシアのスパイはどうでもよかった。この映画だったらグレイテストショーマンの方が良かったと思う。
ファンタジーとして
楽しむ映画だと思います。 セキュリティーの甘さとか、ツッコミどころは多々ありますが、細かいことは気にしなくていいんです。笑 音楽が心地よくて、すっと入り込めました。 なぜか分かりませんが、最後のシーンはとても感動しました。あったかい気持ちで劇場をでましたねー。きっとハッピーエンドってことですね。 人に勧めることはしませんが、わたしは観て良かったと思います。
変わった映画だなぁ…と。
正直、この監督の過去作とか、この作品に関するインタビューとか記事とかの前情報無しで見るには、独特な主張が強すぎていろいろと引っかかってしまい今ひとつ物語に集中しにくい作品になっている様に感じる。 ただ、観た後いろんな映像やセリフの断片が強烈に印象に残っていることに気付くのも事実。そういう意味ではとてもパワフルな作品。 とは言え、後でいろいろ答え合わせや解説、下手すりゃ2度目の鑑賞がないとちゃんと咀嚼できないということになると、一般的なエンターテイメントとしてはやはり不親切だと思ってしまう。
ラブロマンス映画ではない…
アカデミー賞で作品賞を含め4冠を達成した本作をやっと鑑賞。個人的にはここ最近見たなかでは一番好きな映画となった。 ストーリーはとある研究所の清掃員の女性が研究対象である半魚人を生かすために外に連れ出して…というもの。 脚本が完璧かと言われると本作は疑問点が割と多く挙がる。どうしてイライザとジャイルズは隣人ってだけであんな仲が良いのか、どうしてそんなに半魚人はイライザを好み、イライザは半魚人を好んだのか、などなど… そんな疑問点がありつつも、ストーリー全体が御伽話のようでリアリティが無いものだから、個人的には別にそこまで気にならなかった。 本作は、半魚人を研究室から連れ出すシーン、連れ出した後のストリックランドによる半魚人の捜索シーンに結構尺を使っている。二人の愛に焦点を絞ってるわけではないため、ラブロマンス映画とは考えずにSF映画として捉えた方が自然かなと思う。 個人的に本作でとにかく感動した点は、ギレルモ・デル・トロ監督による映像美の演出である。全体の青色でウェットな雰囲気、「バードマン」の時ぐらい効果的に感じた黄色字幕、ルーティンの映し方、カット割、クラシックやジャズといった音楽、冷戦下当時のインテリア、などなど… すべてが美しかった。性描写もあるのにあまり生々しさを感じず、美しさが引き出されているように感じた。 主演を務めたサリー・ホーキンスの演技は完璧だった。声が出ない主人公の内面を表情と動作でよく表現していたと思う。オクタヴィア・スペンサーも安定してあの役どころの演技は上手い。 ギレルモ・デル・トロ監督はさり気なく、色々なテーマを本作で盛り込んでる。LGBTを含むマイノリティや宗教観、人種など、あまり深くは掘り下げてないけどちゃんと映している。そこにも好感を持てたし、SFファンタジー映画なんだけどあくまでテーマは人、そこにラブロマンス要素と少しの性描写を含ませることで神秘の中にもどこか人間美というものを感じさせてくれた。 本作にはとにかく「美」という印象が強い。あの気持ち悪い生物と人間の関係性をこれほどまで美しく描けたのは監督の手腕であろう。 ラストシーンのあまりの美しさに涙を流しながら緑字のエンドロールを眺めた…
グロテスクでロマンチック
好き嫌いが分かれそうだけど、私は好き。 ヒロインの悲壮感と無邪気さにキュンとしたし、音楽も良かった。ストーリーは王道だけど、設定が奇抜なので問題なし。 ラブストーリーだけど全くデート向きでは無い。 見た後なんか気まずくなるやつ。
二人の行く末は〜〜
多く方がレビューを書かれているので今更かなと思いましたが まあ、アカデミー作品賞受賞作をスルーするわけにもいかないよね。 ホラーチックな舞台立て、全体に湿度の高い画面に ちょっとゾワゾワさせられます。 ストーリーは美しい話だけど ホラーやバイオレンスの要素も満載なので ちょっと変わった悲恋ものなんて、気を抜いて観てると ドギモ抜かれるので、注意してくださいね。(笑) で、月に10本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては 話の展開自体はまあ、やっぱそうなるんだろうな〜 と言う作品なので、観るべきはそこでは無く 細かいディテールにこだわった美し過ぎる映像、 この映画の世界観を見事に表現している音楽! そして主人公の変化の様子。 最初はどこか世捨て人的な生活だったのに 愛した人のために現実に立ち向い どんどん強くなっていく過程は見応えがある。 そこは大好きなんだけど、 ラストの、結局そこに行っちゃうのか〜と言う様な 閉じて行く話になってしまって、やっぱ、それは悲しいよな〜 監督自体が、 冷徹な現実より空想の世界の方がずっと良い!と公言して 映画を作ってる人だからしょうがないんだろうな〜〜 まあ、登場人物が半魚人なんで、表に開く話しにしようとすれば 「グレイテスト・ショーマン」かい!! となってしまうんだけどね〜〜(笑) 好みが分かれる映画かも〜〜〜 ★もう一度観るなら?「世界観に浸るには映画館でないと〜」
映画らしい映画
幻想的で、世情をしっかり取り入れ現代的にアップデートされた、オールドスタイルな映画と感じました。ストーリーはいたってシンプルだけど、観た後に語り合えるポイントが非常に多く、周りの人たちと共有したくなり、勧めまくってます。
2018-29
トイレで手を洗ってこないオッサン、ほんま嫌。 この手のタイプのやつかぁ。 が、見終えた感想です。 どうして愛が芽生えたのかがいまいち伝わってこなかった。 He sees me as I amと感じるまでに至る描写が少なくて。 『リトル・マーメイド』みたいに見た目可愛いわけでもなく、 『美女と野獣』みたいに昔イケメンな王子様って事実もない、 見た目きもい半魚人を愛するには普通じゃ考えられないし、 毎朝お風呂で行為をするようなおばさんが、最終的になぜ半魚人を選んだのか、そうなるまでの展開が早くてのめり込めなかった。 オスカーノミネート作品を全部観たわけじゃないけど、わたしにはうーんでした。 ねっちょりとした性描写シーンも多いしなぁ。 全体的に神秘的な雰囲気が漂ってたから、結構びっくり。 でもサリー・ホーキンスが輝いてた。 眼差しが愛に満ちてた。
感覚的な作品?難しかった…。
うーむ。 期待しすぎていたからでしょうか? なんとも言えない、モヤモヤしか気持ちが残りました。 愛の物語と言ってしまえば、そう考えられるのかもしれませんが…。 愛というより、恋というか、絆みたいな…。 水のような、固まりのない感情が身体中から溢れ出てくるという感じでした。 イライザという女性が、半魚人のような彼を愛おしむ気持ちは伝わってくるのですが…。 じゃあ、その彼は彼女のことをどんな風に思っていたのか…? その核となる部分が、最後までよく分からずに終わってしまったのが残念。 そして、彼を追いかけるの役人の異常なまでの追走に、「どうしてそこまで?」という疑問を抱きました。 人でならざる者は、全て排除しないと気が済まなかったのでしょうか? それとも、冷戦時代のロシアスパイとのつながりを懸念するためだったのでしょうか? どちらにしても、なんの罪もない生き物を抹殺しようとする、恐ろしさは理解できません。 今回は どちらかというと、セットや世界観の方に感動させられた感じでした。 ディズニーシーの『海底二万マイル』を想像させる壮大な建物セットや、半魚人の特殊メイク。 ファンタジックな作りの中に、デルトロ監督監督特有の、ドロドロした恐ろしさや気持ち悪さも感じさせられました、 パンズラビリンスを観た時の感動が懐かしいです…(笑) 人間と人間ならざる者の出会いをドラマティックに表現している、童話のような映画作品でした。
サリー・ホーキンスの存在感
人間と半魚人の恋なんて!!
ネッチョリグロくて最高に素敵なんだろなと思って観たら、まぁそれ以上にビックリ仰天のサリー・ホーキンス。彼女のエロさ、可愛さ、美しさ。
ちゃんとセックスもしてもらって、最後はエラを身につけて海に帰る。魅力的な女性の素敵な物語。
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