劇場公開日 2018年3月1日

「半魚人と発話障害の女性のラブストーリー、と奇妙な設定ながら、昔のミ...」シェイプ・オブ・ウォーター kizkizさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5半魚人と発話障害の女性のラブストーリー、と奇妙な設定ながら、昔のミ...

2018年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

半魚人と発話障害の女性のラブストーリー、と奇妙な設定ながら、昔のミュージカル映画を思わせるBGMの使い方でオシャレ/アーティスティックな雰囲気が漂う。
悲劇なのにほっこりしたムードも漂う奇妙さが面白かった。

ストーリーも満足。
「掃除係が機密事項に簡単にコンタクトできるのはザルすぎるのでは?」とかツッコミどころも多々。
でもハラハラするサスペンス要素でほどよい緊張感を感じながら進むのがよい。
ラストは……ある意味すべて解決ある意味トラウマもん。どう捉えるか…

ヒロインの空気/目が魅力的。
どんな表情でも目の奥に怯えや不安を感じる。自分はこういう目に弱いんやなぁと最近気付いた;
声を出さない(出せない)難しい役なのに完全魅せられました

画家のおじいさんがまた良い立ち位置やったなぁ。この人の心の動きが一番印象に残ってるかも。

登場人物が、良い人は最後まで良い人を貫き通す。ってのもこの作品の特徴かもしれない。
裏切る?と思っても絶対にブレない。だから見ていて気持ちいいのかも

kizkiz